
僕ら大人も、
初めて会う人とのランチや
今後の仕事を左右するプレゼン、
大好きな人とのデートの前には
不安で押しつぶされそうな気持ちになることがあるように、
選手たちも
試合や大切な舞台、発表会の前になると、
緊張と不安が心と頭を襲ってきます。
ある程度の緊張は
本来の力を発揮するためには大切な要素ですが、
緊張に囚われすぎてしまうと、手足は震え、身体は硬くなり
いつもの力を発揮できなくなってしまいます。
そんなときは、ちょっと立ち止まり、
まずは自分が抱えている不安を書き出してみる。
「なぜ、不安になるんだろう?」
嫌われちゃうかも。
結果が出なくて怒られるんじゃないか。
前回の記録を破られるんじゃないか。
うまくできないかもしれない。
・
・
・
自分の不安を書き出し、
自分の心と向き合うこと。
そうして、客観視するだけでも、
肩の力がスッと抜ける人もいるかもしれません。
そして、
しっかりと不安を解消したい人は、
不安の正体を見極めることが大切です。
「この不安はどこからやってきているのだろう?」
「不安の正体は何だろう?」
「なぜ、その不安を抱えたままではいけないんだろう?」
人間を不安にするものは物事そのものではない。
物事に対する見解が人間を不安にさせる。
ー エピクテトス(哲学者)
選手たちは大切な試合になればなるほど、
緊張や不安を抱え、
自分ではコントロールすることのできない、
結果や成果にとらわれてしまっています。
「大丈夫かな」
「ちゃんとやれるかな」
「失敗しないかな」
それは、
暗闇の中をひとりで歩いているような感覚に似ています。
僕ら大人ができることは、
そうした選手たちの心に明かりを灯してあげること。
肝試しで歩く薄暗い夜の道も、
朝になればどうってことないように、
心に明かりを灯してあげることで、
不安を和らげることができます。
それは、
前向きなアドバイスをすることかもしれませんし、
「大丈夫だよ」と伝えることかもしれませんし、
「結果は気にせず、やれることを楽しもう」と伝えることかもしれません。
薄暗いお化け屋敷の中をひとりで歩くのは誰だって怖いもの。
「怖がるな!」と伝えても怖いものは怖いんです。
電気をつけてお部屋の中を明るくすれば、
怖がらず堂々と歩けるように、
試合前の選手の心に明かりを灯しましょう。
5,000人の読者が購読中のメールマガジン!
![]()
無料のメールマガジンに加えて、
講演会やセミナーでお伝えしている子どものやる気を引き出す5つの方法を「誰でもすぐに実践できる」ようにシンプルなかたちでお届けしています。ぜひこちらもお受け取り下さい!
オンラインスクールでさらに学びを深めませんか?
すぐに学びたい!というあなたには、
いつでも、どこでも、好きなときに学べるオンラインスクールを用意しています!
ぜひこちらで学びを深めて、子どもとの関わり方をより良いものにしましょう!
