
- 負けるんじゃないかって不安なんだ…
- 失敗しちゃったらどうしよう…
子どもたちの中には、
大きな大会や試合前に不安に襲われてしまうこともあります。
けれど、メンタルトレーニングを実施し「あるコツ」をつかむことで、
不安や恐れを力に変えることもできます。
この記事では、
日本代表チームから地域で1勝を目指す選手まで、様々な子どもと関わっている僕が「不安を力に変えるコツ」についてお伝えします。
本などでも紹介している内容ですので、
子どもが「大会や試合前になると不安になってしまう」と悩んでいる方はぜひお読みください。

かつて素晴らしい戦績を残したボクシングヘビー級チャンピオン、
マイクタイソンさんをご存じですか?
そのトレーナーであった
カス・ダマトさんがこんな言葉を残しています。
一流のボクサーほど、
試合の何ヶ月も前からゴングが鳴るまで、
ずっと怖がっているんだよ。怖いから練習するんだ。
ところが三流の選手は
ゴングが鳴るまでは平気な顔をしていて
ろくな練習もしやしない。ところがゴングが鳴った途端、
ガタガタ震える。これが三流の選手だ。
ボクサーにとって恐怖心は
ちょうど火がそうであるように、
あるときは素晴らしい友達であり、
あるときには最悪の敵である。僕たちは暮らしの中で、
火をうまくコントロールすることによって
食べ物を食べたり、暖をとることができます。けれど、
扱い方を間違えてしまうと、
火はすべてを焼き払い、
私たちを滅ぼしてしまいます。恐怖心というエネルギーも
どのように扱うかが大事。上手にコントロールすれば
素晴らしいファイトができます。
僕らは「怖い」と聞くと
臆病や弱虫といったイメージを持つことが多いかもしれません。
けれど、
この恐怖心というエネルギーを
上手にコントロールし、力に変えることができれば、
本番でより良いパフォーマンスを発揮することが出来ます。

では、どのようにすれば力に変えることができるでしょう?
- 負けるんじゃないかって不安なんだ…
- 失敗しちゃったらどうしよう…
このような子どもに対して
「前向きに考えろ!大丈夫だよ!」
と伝えても、
なかなか不安を払拭することはできません。
試合直前であれば多少の効果はありますが、
根本的な解決にはならないので、
毎回、おなじことを繰り返してしまいます。
であれば、
大会や試合直前ではなく、
すこし余裕があるときに話をしてみましょう。
- 「大会に向けて不安なことはある?」
- 「どんなことが起きたら嫌?」
- 「どうすれば不安をなくすことができるかな?」
怖さがあるからこそ、練習に打ち込み、
不安な部分を徹底的にトレーニングする目的になります。
子どもたち選手の怖さや恐怖心を
臆病者、弱虫と切り捨てず、
そのエネルギーを使って自信と力に変えましょう。
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