
「ここではこうしなさい」
「次の試合はこうしよう」
僕ら大人がしゃべり続けてしまうと、
子どもたち選手の考える時間はどんどん
なくなってしまいます。
ですので、
タイミングよく問いかけ、
考える機会をつくることが大切です。
けれど、
かといって、
「きみはどう思う?」
と選手にいきなり問いかけ、
すぐに答えられないからといって、
「ちゃんと考えなさい」
「聞いていなかっただろ!」
と、伝えてしまうのは
ちょっと乱暴かもしれません。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
たとえ、
問題がすっかり解決しなかったとしても、
じっと考える時間を持ったということは、
後で思い出すたびに
意味があったことがわかります。
ー大江健三郎(ノーベル文学賞受賞者)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「いま、どんなことを感じてる?」
「さっきの試合からの学びは何?」
「次はどうすればいいと思う?」
そう問いかけた後は、
子どもたち選手が
新しい考え方についてよく考えたり、
自分の考えを
改めて感じてみる時間を
「30秒」ほどつくりましょう。
そうすることによって、
子どもたち選手は
適切な緊張感を感じながら、
自分の考えと向き合い、
知識を記憶に定着させる
ことができます。
問いかけた後に時間を与えることによって、
子どもたち選手の考える力を育みましょう。