負けた試合から学び、モチベーションを下げずに成長する方法

 

負けそうになると
あきらめてしまったり
モチベーションが下がってしまうこと
ありますよね。

負けた試合に対して
モチベーションを下げないようにするために
結果だけでなく
取り組み方に焦点を当てることが重要です。

勝敗にこだわるのではなく
過去の成績に縛られず
現在できることに注力します。

モチベーションを高め
成長を促進するために
良い影響を与える努力が必要です。

 

 

●どんなことで困っていますか?
負け試合になると、モチベーションが下がってくるメンタルの弱さ…
 
●どんな状態を望みますか?
どんな試合でも、チームらしい試合を諦めず取り組んでほしい。
 

 

ご質問ありがとうございます。
今回は、保護者の方からのご質問です。
 
 
試合に負けてしまうと思うと、
諦めてしまったり、
モチベーションが下がってしまうことって
ありますよね。
 
僕ら大人からすると、
最後まで試合を諦めず取り組んで欲しいと
願うのですが、
子どもたちは勝手が違うようです。
 
 
では、どうしたらいいのでしょう。
 
 

負け試合になるとやる気が下がるのはどうして?

 
 
そもそも、
どうして負け試合になると
モチベーションが下がってしまうのでしょう。
 
原因のひとつとして考えられるのが、
「負けには価値がない」と思い込んでいること。
 
 
負けてしまうのであれば、
いま一生懸命やることなんて無駄。
 
 
そうした思考が
子どもの頭を支配しているのかもしれません。
 
 
 

目標は勝敗だけでなく、どう取り組むか

 
 
「今日の試合の目標は?」
 
そう問いかけると、
多くの選手が「勝敗」や「結果」についての
目標を口にします。
 
  • 「絶対勝ちます!」
  • 「3点決めます!」
  • 「ホームラン打ちたいです」
 
 
もちろん
スポーツは結果が伴うものですから、
勝敗はとても重要な要素です。
 
けれど、
結果ばかりに意識を向けてしまうと、
勝っているときは良いですが、
負けてしまった途端、
モチベーションを失う選手も少なくありません。
 
 
重要なことは、
どのように取り組むかです。
 
 
  • 「勝つために、どんなことを意識する?」
  • 「どうすれば勝てると思う?」
  • 「勝つためにできることは何がある?」
 
 
こうした問いかけをもとに、
自分にできることを明確にすること。
 
そして、
できることを積み重ねた結果、
試合に勝っていた、
という状態を目指したいものです。
 
 
 

結果ではなく取り組み方の会話をしよう

 
 
前述したように、
勝敗だけではなく、
取り組み方についての会話を増やすことが
とても大切です。
 
 
試合後の反省会が
 
  • 「どうして負けたんだ!」
  • 「なんで、シュートを打たなかったんだ?」
  • 「どうしてちゃんとやらないんだ!?」
 
と、結果や欠点ばかりに向いてしまえば、
モチベーションも下がってしまいます。
 
 
また、
食卓や帰りの車の中での会話も、
 
  • 「今日は勝った?」
  • 「今日は何点取ったの?」
  • 「テストの点数どうだった?」
 
と、
結果の会話ばかりしていたら、
無意識に「結果がもっとも大事」と
思い込んでしまいます
 
 
 
  • 「うまくいったことは何があった?」
  • 「どんなことを意識して試合をしたの?」
  • 「成長したことは何があった?」
 
 
結果だけではなく、
取り組み方について会話をしましょう。
 
 
 
 

一流の選手はトロフィーを飾らない

 
 
あるインタビュー誌によると、
多くの一流選手は少年時代に
トロフィーや賞状をいつまでも飾っていなかったそうです。
 
過去の結果に満足することなく、
いまできることに意識を向けている証とも
いえるかもしれません。
 
 

スポーツは負けてしまうことがある

 
そして、
スポーツはどんなにベストを尽くしても
負けてしまうことがあります
 
 
自分が100%の力を発揮しても、
相手がそのパフォーマンスを上回れば、
負けてしまうわけです。
 
 
ですので、
「勝ち負け」だけでなく、
「ベストを尽くしたかどうか」
というものさしも必要です。
 
 
 

メンタルが弱いってどういうこと?

 
 
「メンタルが弱いってどういうことだと思う?」
 
こう問いかけても、
多くの子どもたちは戸惑います。
 
僕自身もその答えが
でない時期が長くありました。
 
 
メンタルという言葉が一人歩きしてしまい、
何か心の問題を抱える選手を
揶揄するときに使われてしまいがちです。
 
 
メンタルが弱いのであれば、
それを嘆くのではなく、
いまのその状態を認め、
より向上していけばいいじゃないですか。
 
 
僕たち大人も、
嫌なことや悲しい現実に
目を背けたくなることがあります。
 
 
そして、
子どもたちは
僕たち大人から大きな影響を
受け取っています。
 
メンタルが弱いのであれば、
僕たちにも原因があるはずです。
 
 
そうであれば、
これから良い影響を与えていきましょう。
 
 
ちなみに、
僕たちが考える「メンタルが強い」とは、
 
いま、自分ができることに
意識を向け行動を起こすこと
 
これを
メンタルが強い状態と定義し、
 
「いま、自分にできることは何があるだろう?」
 
と問いかけるようにしています。
 
 

 

◎まとめ

  1. 負けた試合後、モチベーションを維持する方法
  2. 勝敗にとらわれず、取り組み方に集中
  3. 一流選手の成功秘訣: 過去の成績に囚われない
  4. メンタルの強さは「行動力」: 子どもたちに示すべき価値観
  5. 大人のサポートが子供のメンタルを強化

 

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