子どもたち選手はもちろん、
人に自分の思いや考えを伝え、行動を起こしてほしい時は、
その裏にあるストーリーや背景を伝えることがとても大切です。
「どうして?」という質問の答えが
必要とも言えるかもしれません。
「いいから言われた通りにやりなさい」
では、目の前の人のやる気を引き出すばかりか、
反対にやる気を奪ってしまいますし、
「なんで、これをやらないといけないの?」
という質問の答えが「なんでも!」では、
子どもたちも「大人はなんて理不尽なんだ」と納得がいきませんよね。
「何々をせよ」と指示したら、必ずそうすることの理由も伝える。
「これがルールです」「これは禁止されています」と
頭ごなしに言うより、学習効果はずっと高いはずだ。
ー 見舘好隆(北九州市立大学キャリアセンター准教授)
例えば、
「どうして勉強しなくちゃいけないの?」
と子どもから聞かれたらどうでしょう。
いい学校に行くため?
いい仕事に就くため?
自由な選択を得られるようになるため?
自分だったら、
どんな考えを伝えるでしょう?
僕たちも仕事の上司から
「いいからやりなさい」と頭ごなしに言われたら、
ムッとしてしまうように、
「やってほしいこと」や
「やってはいけないこと」を伝えるのと同時に、
その「理由」も一緒に伝えることが大切です。
そうすることによって、
子どもたちは「やる理由」を自分の心に持ちながら
行動を起こすことができます。
「宿題しなさい」
「練習しなさい」
「残さず食べなさい」
子どもたち選手に行動を起こしてほしい時は、
「どうして?」という理由を一緒に伝えましょう。
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