
「考える機会を奪っちゃうから」
子どもたちに
考える力を養うクイズに
向き合ってもらうことがあります。
例えば、
9つの点を
4本の直線で一筆書きに
全てを通過する
というものであったり、
マッチ棒で100と
描かれている棒を
2本動かしてネコにしてね
だったりと、
たくさんとクイズが
あるのですが、
その中で、
答えがわかった選手に
大切にしてもらっていることが
あります。
それは、
まだ答えのわからない
他の選手に答えを教えないこと。
一人でもわかった選手がいると
「教えて」とたくさんの選手が
つめかけます。
けれど、そこですぐに
答えを教えてあげてしまっては、
他の選手の考える機会を
奪ってしまうことになります。
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失敗や未熟さを指摘してはいけない。
できないからといって
取り上げてもいけない。
相手の勇気を奪ってしまうからだ。
自ら困難を克服する機会を
奪ってしまうのだ。
ーアルフレッド・アドラー
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クイズをやる目的は、
正解を答えることではなく、
正解に近づけるために
自分で考えてみること。
こうした経験を通じて、
考えることの楽しさや、
大切さを感じてほしいと
思っています。
答えがわかることだけを
目的にしていないからこそ、
子どもたち選手も納得して、
(でもうーんと顔を歪めながら)
考えています。
子どもたち選手と一緒に
考える機会をつくりましょう。
P.S.
ちなみに有名な9つの点のクイズは
こちらからできますよ!
http://www.sakaiku.jp/column/thought/2015/008582.html