「すぐに痛いって言うんです」

「試合でちょっとぶつかっただけで、すぐやめちゃうんです」
「学校でも、よく〇〇がいたいって、保健室に行くんです」

ありますよね。私も小学校で働き、スポーツの指導者をしていますが、よく見かけます。

同じことが続くと、私はついつい、「大丈夫!気のせいだ!」と言ってしまいます。

私たちは、どうやら「逃げていること」に対して「立ち向かってほしい」という願いを持っているようです。

でも、どうすれば、子どもたちは立ち向かうようになるのでしょうか?

逃げたものは、もう一度戦える
~デモステネス(古代ギリシア政治家弁論家)~

ここでは、「逃げる」ことは、大切だとお伝えしたいと思います。

子どもたちは、

「依存(甘え)」と「自立(反抗)」

を繰り返しながら成長します。

その繰り返しのリズムは、子どもによって違います。

少しの痛みや負荷で逃げ出してしまうのは、決して「悪いこと」ではありません。

「今はまだ、準備ができていない」のかもしれません。

十分に満たされた子どもたちは、おのずと、「やりたい」というようになります。

「させたい」から、子どもたちの「したい」を育てたいものです。

今は、「依存」と「自立」、どちらですか?

ABOUTこの記事をかいた人

高校時代に1年米国に留学。その後、AO入試にて英語系の大学に進学するも、塾での出来事をキッカケに、京都教育大学へ編入。公立小学校に10年勤め、1年目に大和ミニバスケットボールクラブを立ち上げる。池上正氏と藤代圭一氏との出会いから、勝利至上主義から「自立した選手・チーム」に舵を切る。その後、8ヶ月の育児休暇を取得。休暇中に出会った方々との縁で、静岡県の私立に転職。現在は、IB(国際バカロレア)教育の実践と育児を楽しみながら、新たなチームにて指導に携わる。