「私、やりすぎなんでしょうか?」
ある保護者さんが、相談してくれました。
「まだ小さいし、この子は、待っていると何もしないんです」
「でも、背中を押したら動くから、言ってあげないと」
そうですよね。分かります。私もそうです。笑
きっと、私たち大人には、本能的に、
~してあげたい
という欲求があるのかもしれません。
これは、子育てに限ったことではなく、スポーツの世界でも全く同じですね。
私たちコーチや保護者は、選手が失敗したり、立ち止まったときに、
私は、背中を押してもらって動けた!
だから、この子も、背中を押したら動けるはず!
と信じてしまいます。
1年目には種を撒き、2年目には水をやり、3年目には花を咲かせましょう
~野村克也(元プロ野球監督)~
「教えること」は、決して、「悪いこと」とではありません。
でも、私たち大人は、子どもたちに「教えること」で、
すぐにできるようなることを求めている
のかもしれません。そこで、
「漢方薬」のように、じんわりと効く指導の手始めとして、まずは、
「観察」
をおすすめします。
「どうしてやらないのか?」
「そもそも、今、困っているのか?」など
いろいろ発見があるかもしれません。
「観察」のあと、どんな声をかけたいですか?