スポーツの本当の価値って? 〜スポーツ探究教室より〜

こんにちは、トレーナーの小林由希子、ゆっきーです。
少し前に開催したイベントのご報告です。

こちらは、東京都港区にあるSHIBAURA HOUSEとオランダ大使館が共同で開催している「nl/minato」(エヌ・エル・ミナト)というプロジェクト(https://nlminato.org/のフレンドシップイベントとして企画から携わり、開催させていただいたものです。

賛同してくれたトレーナーやインストラクター仲間とたくさん悩んで時に立ち止まりながら何とか形にすることができました。(イベントが形になるまでにもたくさんの学びがあって、それはまた別の機会にお話しできたらと思います。)

内容を決めるにあたり、私たちはnl/minatoのテーマの1つ「社会課題」という言葉から
スポーツの社会課題って何だろう…? スポーツの未来はどうなっていたら最高?という問いに向き合いました。
その結果、スポーツの価値を子どもたちと一緒に考える時間にしたいと思い、偉人の追体験を中心とした探究教室を開催することになりました。

参加者の皆さんも、最初はいつもと何か違うぞ…? 楽しそうだけど何するんだろう…?
とちょっと緊張気味でした(笑)
そこで、急きょ、保護者の皆さんも交じって、名前順に輪になって並んでもらったり、関係性を作るための楽しいゲームからスタート!

   

場が和んだところで、グループに分かれてテーブルについてもらい改めてスタート!!
ゲームをはさんだことで、大人も子どももとっても場が和んでとても良い雰囲気ができていました。

今回は「近代オリンピックの父 クーベルタン」の人生を追体験。

ちょうど東京にオリンピックがやってくるタイミング。
いろんなスポーツに目がいきがちですが、オリンピックがはじまった背景って意外と知られていないのではないでしょうか?

近代オリンピックを復活させるまで様々な苦境に立たされたクーベルタン…。
こんな時、自分ならどうする…?と想像しながら、一緒に追体験していきました。

オリンピックって誰がどんな思いでつくったの?
諦めたくないときみんなならどうする?
みんなが幸せを感じる時ってどんなとき?
スポーツの本当の価値ってなんだろう?

そんな問いの答を探しにいく子どもたちは真剣そのもの…。
今回は大人も一緒に考えてもらいました。

   

そして、最後にグループワークとして、未来のオリンピックをイメージして未来新聞を作ってもらったのですが…。
時間内で終わるかな…。協力して書けるかな…。大人は参加してくれるかな…。
私たちの心配をよそにユニークな新聞がどんどん出来上がり、その発想の素晴らしさに私たちも感動!!
発表はとても盛り上がりました。

 

 

今回のイベントを通して、私たちが伝えたかったのは、スポーツは楽しい!ということ…。
勝てるから楽しいのではなく、自分で考えること、チャレンジすること、仲間と協力できること…。
そんな、それぞれの答えがあってその先に自分の成長があるから、だから楽しいのです!!

そのことが少しでも伝わっていたら嬉しいです。

スポーツの社会課題の1つとして勝利至上主義があげられますが、普段から子どもたちがスポーツに感じている価値とはいったいなんなのでしょうか?
私たち大人も改めて考えてみる必要があるかもしれません…。

ファシリテーション 協会代表 藤代圭一
当日参加スタッフ(トレーナー・インストラクター)古川映彦/川島敏明/木村貴之/平岩由子/三田英紀
企画・コーディネート 小林由希子

 

 

ABOUTこの記事をかいた人

小林 由希子 東京都港区在住 2児の母。 自身のスポーツ経験と、野球少年の息子の(失敗も含めた)サポート経験を通して、スポーツを頑張る子どもたちの心の成長を応援すると同時に、お子さんをサポートするお母さん方の様々な悩みに寄り添うため、しつもんメンタルトレーニングを活用した講座やイベントをお届けしています。 また、Being up協会のプラチナ子育て認定講師 として、自分の存在価値を大切にし可能性の種を育てる「自己肯定感育み専門家」として子育て講座や個人セッションを承っています。