子どもたち選手の
その子らしさや魅力を引き出すのには、
チームに流れる空気がとても大切です。
ある研究者のグループが
イギリスの5歳から9歳までに短い話を伝えて質問をしたそう。
ちょっと、
一緒に考えてみてください。
メアリーという女の子が、
お母さんとお兄さんと一緒に海に行きました。
赤い車に乗って行きました。
海に着いたら、みんなで泳いで
アイスクリームを食べて、砂遊びをして、
お昼にはサンドイッチを食べました。
では、質問です。
1.車は何色でしたか?
2.昼食にフィッシュ・アンド・チップスを食べましたか?
3.車のなかで音楽を聴きましたか?
4.食事と一緒にレモネードを飲みましたか?
イギリスの小学生の答えと、
答えを比べてみましょう。
最初の2つの質問は、
子どもたちのほぼ全員が正解したそう。
(「赤」と「いいえ」が正解)
けれど、
3問目と4問目は
ずっと成績が悪かったといいます。
なぜでしょう。
それは、この2つの問いは、
答えられない質問だからです。
話を聞くだけでは
十分な情報が得られません。
けれど、
それにも関わらず76%の子どもたちが
「はい」か「いいえ」で答えたそうです。
自分の知っていることに
背いて語る者だけが、うそつきなのではない。
自分の無知に背いて語る者こそ、うそつきなのだ。
ー ニーチェ
イギリスの子どもたちが知ったかぶりをしたのか、
それとも純粋に答えただけなのか、真意の程はわかりません。
けれど、
知ったかぶりを続けていては、
「学び」を高められず、
成長できなくなってしまいます。
そして、
もし仮にチームに
「わかりません」
「知りません」
と、言えない空気が流れていたり、
誰かに冷やかされてしまったり、
笑われてしまう雰囲気があるとしたらちょっと注意が必要です。
そのままでは、
チームメイトから自分の評価を守ることばかりに意識を奪われ、
成長や学びの効果が薄れてしまいます。
そのためにも、まずは僕ら大人でも
「知らないことがある」ということを伝えてあげること。
そして、
「わからないときはわからないと言っていいんだよ」
と、しっかりと伝えてあげることが
大切かもしれません。
「知らないから知りたい!」
子どもたちは
好奇心や興味が湧いたことには
夢中になって取り組む集中力があります。
子どもたち選手と一緒に、
知らないことを楽しめる
チームの空気を作りましょう。
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