どんなことにも前向きに、
フットワークが軽い選手もいれば、
石橋を叩いて渡るように、
慎重に慎重を重ねた行動をとる選手もいます。
けれど、
僕ら大人が思う「理想の選手像」を押し付けても、
彼ら選手の中にある「変わりたい」という気持ちに火をつけなければ、
表面的な変化しかなく結局は元どおり、ということも少なくありません。
選手と同じように、
僕ら大人も基本的には「変化を嫌う」生き物。
今までやってきたことと違うことをするのはエネルギーが必要ですし、
失敗する可能性もあるため、行動することをためらってしまいます。
また、
冬の寒い日は身震いをして体温を上げようとし、
夏の暑い日は、汗をかいて体温を下げとようと体が勝手にするように、
僕らの中にある「ホメオスタシス」という現状を維持する機能が手伝って、
「いままでどおり」に引き戻そうとするそうなのです。
安全にやろうと思うのは
一番危険な落とし穴なんだ。
ースティーブ・ジョブズ
そう考えてみると、僕らは何も意識しないでいると、
「現状維持」を続けようとしてしまいます。
このままでいいや。
前例がない。
リスクがありすぎる。
といった言葉が代表するように、
新しいことには特に消極的です。
また、新しい行動をはじめたとしても
「いつもと違うぞ!」と機能が発動し、
続かなかったということもあるかもしれません。
けれど、
そうした機能があることを事前に知っておけば、
対策を考えることもできます。
「どんな未来を実現したいだろう?」
「そのために必要なことは何だろう?」
「2倍の目標を達成するとしたら、どんなアイデアがあるだろう?」
子どもたち選手と一緒に、
変化を恐れず、行動を起こす練習をしましょう。
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