「子どもが自分の事を全然話そうとしないんです。どうしたらいいですか?」
あるお母さんから、こんな相談を受けました。
お母さん「今日、学校どうだった?」
子ども「別に・・」
お母さん「試合は楽しかった?自分としてはどうだった?」
子ども「んー、別にどうでもなかった」
こんなやりとりは他の家庭からも聞こえてきますよね。
こんな場面で私達大人は、子どものことを知りたくて、
つい、「もっと話してほしいな」「何で適当に答えるの?」と
子どもに要求を出してしまいたくなりますよね。
けれど、そんな要求を出して、子どもの反応が変わることは期待出来ません。
要求を出せば出すほど、子どもは話そうとしなくなります。
子どもにとってみれば、何だか責められてる気分になってしまいます。
”どうしたら、子どもは自分のことを話したくなるだろう?”
そう考える前に・・
”私はどういう相手だったら自分のことを話したくなるだろう?”
”私ならどう接してもらえたら自分のことを話したくなるだろう?”
と考えてみることが大切です。
家族とは、『ある』ものではなく、
手をかけて『育む』ものです。
~日野原重明~
*どんな話もちゃんと聴いてくれる
*話を最後まで聴いてくれる
*話したことに対して否定せず、受けとめてくれる
*共感してくれる
*私の話に興味をもってくれる
私達大人も、
ちゃんと話を聴いてくれて、否定せず、受けとめ、共感してくれる相手なら、
自分に興味をもってくれていると感じ、もっと話をしたくなるのではないでしょうか。
私達大人も子どもも自分に興味をもってくれていると感じる相手には
自然と心も開くものです。
”子どもとの関係は育むもの”
そう意識して、子どもと接することで、子どもとの関係が育まれ、
自然と子どもからいろんなことを話し始めるでしょう。
まずは子どもの話に興味をもって聴くことから始めてみませんか。