子どもたちに対して、ただ「がんばれ」と言うだけではなく、
自分で考えて行動を起こすきっかけをつくることが重要です。
繰り返し言われる言葉には、子どもたちも疲れ果ててしまいます。
子どもたちは直感的に物事の本質を理解する力を持っており、
その力を活用して「もしも」を使った質問をすることで、納得して行動することができます。
子どもたちが自分自身の将来について考え、
意識を高めることができるように、
相手の気持ちを考える練習をしていきましょう。
闇雲に子どもたち選手に対して、
「もっと練習しろ!」
「がんばれ!!」
「勉強しなさい」
と伝えても、
自分の将来にどう役立つのかわからなければ、
子どもたちもエネルギーを注ぐことができません。
僕ら大人も、
目的もわからないままに上司から「がんばれ」と言われても、
がんばれないのと同じですよね(笑)
子どもたちは僕ら大人よりも
直感的に物事の本質を理解する力を持っています。
ですので、
ただ「勉強しなさい」
ただ「練習しろ」と言われても、
納得して行動することができません。
そこでオススメなのが、
「もしも」を活用した質問。
たとえば、
オリンピックで演技前のインタビューを
取り上げるニュースを観たら、
「もし、自分があの場所にいたら、いま、どんな気持ち?」
「もしも自分だったらどんなコメントする?」
「もしも自分だったら、最高の演技をするために、どんなことをする?」
と、問いかけてみるのもいいかもしれません。
また、
戦争や争いの報道に対して、
「どうしたら戦争はなくなると思う?」と一緒に考えてみる。
答えは出てこないかもしれませんが、
考えるきっかけにすることができます。
平凡な教師は言って聞かせる。
よい教師は説明する。
優秀な教師はやってみせる。しかし、
最高の教師は子どもの心に火をつける。
ー ウィリアム・ウォード(教育者)
まわりの環境や、世間で起きていることを
自分のこととして考えることで、行動が変わります。
僕ら大人の役割は、
「勉強しなさい」「練習しなさい」と、
くり返すことではなく、
子どもたちが自分で気づき、
行動を起こすきっかけをつくること。
ポジションを変えて、
相手の気持ちを考える練習をしましょう。
◎まとめ
- 子どもたちは、繰り返し言われる言葉には疲れてしまう。
- 子どもたちは直感的に物事の本質を理解する力を持っている。
- 「もしも」を使った質問をすることで、納得して行動することができる。
- 子どもたちが自分自身の将来について考え、意識を高めることが大切である。
- 私たち大人は、ポジションを変えて、相手の気持ちを考える練習をすることが必要である。
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