「しつもん」は私を変えた!まず承認から始めよう!

はじめての投稿です。

タラさんです。
39年間、高校の現場で社会科の教員、野球部の顧問として
日々生徒と過ごしてきました。

鬼コーチでした。
生徒は私のことを陰で「奴」と呼んでいました。
そんなことは気にも留めずに彼らを鍛えに鍛えました。

勝つための方程式を仕込み
負けないチーム創りに情熱をかたむけていました。
時にはゲンコツも辞さず
厳しく追い詰める体当たりの指導でした。。

おかげで「甲子園」にも出場でき、
さらにベスト4まで進出できたことは
大きな自信となりました。

「しつもん」が自分を変えた

時代は移り変わり、世代交代で後進に道を譲り
現場を離れるタイミングが訪れました。
土日も祝日も無く練習&試合に明け暮れていた生活から
週末の予定がぽっかりと空っぽの日々。

これは何もしないのは勿体ないと思っていたときに
偶然めぐり逢ったのが「しつもん」でした。
そして、ふじしーとメルマガでつながり
講座を受講する流れになったわけです。

これが目からうろこでしたね。

もっと早く知っておけば…。
おそらくもっと良い勝ち方ができたであろうし
自ずと良い結果も出せたと思います。
それよりも、生徒とのコミュニケーションが
全く違ったものになっていたはずです。

それからは、チャンスを見つけては「しつもん」を学び
ほかにも心理学、カウンセリング、
スポーツメンタルコーチングの勉強会などにも足げく通いました。
おかげで週末はもちろん、平日の夜も講座・イベントの予定で
私の手帳はどんどん埋まっていきました。

「しつもん」にふれることで

「答えはひとつではない」
「一人ひとりの答えを承認してあげよう」
「答えが出ないのもよし(出ないということが答え)」

この3つのグランドルールを知り
私の中に少しずつ変化が生まれました。
何より変なこだわりがなくなりました。

ある時、しつもんの先輩からはつぎのように言われました。

「初めて会ったときの印象と今は全然違うね」
「最初はもろにガチガチの野球部の先生という印象だったよ」

ずいぶん重い鎧を身にまとっていたようですね。

 

学校は答えが用意されている場

学校の授業は答えが用意されています。
そして、テストは授業の理解度を確認するためのもので
正解はひとつしかありません。

生活全般の指導も

「〇〇はダメ!」
「〇〇しなければならない」
「〇〇するべき」

といった考え方が基本です。

ですから指導の根幹に
「~させる」という概念があるのです。

「勉強させる、練習させる」
「理解・納得させる」
「云うこと聞かせる」etc

学校は、最初から答えや行動の枠組み(ルール)が決められており
決められた通りに少しでも早くきっちと答えを出せる生徒、
ルールをしっかりと守る生徒を育てる世界です。
自ずと「〇〇させる」力量のある教師が
良い教師、と評価されてしまう世界です。

これでは2割5分の選手はたくさん作れますが
3割打者となるとなかなか厳しいですね。
ましてやイチローのような型破りな選手は生まれません。

その人の持つ個性・才能を引き出し、伸ばすことが大事なのは
みんな知っていることなのに
なぜか、枠の中にはめてしまう。
これは大問題ですよ。

「しつもん」の良さは「承認」にあり

「しつもん」の良いところは
一人ひとりを認めていくところにあると思います。
だからこそ、その人の中から新たなものが生まれてきます。
小さな承認を日々の生活のなかで実行していく
これが人を伸ばす、その人らしさを育む大前提ですね。

実はこの3月で永らく務めた教員の世界にけじめをつけることにしました。
4月からはフリーランスとなり
現場でお悩みの指導者をサポートしようと考えています。

こう考えるに至ったのも

「目の前にいる人を喜ばせてあげるのに何ができますか?」

この鉄板のしつもんがずっと私の心に刺さっていたからです。

常にフラットな立場からお相手に「しつもん」を投げかけて
一緒に答えを見つけてゆく。

「そうかこれだ!」

何かに気づいた時の一瞬の目の輝き
そんな瞬間を共有できたら最高ですね。
想像するだけでワクワクしてきます。

皆さんこれからよろしくお願いいたします。

 

 

 

ABOUTこの記事をかいた人

元高校教師(社会)です。甲子園ベスト4にも導いた鬼コーチでした。現場を離れてから「しつもん」に出会い、目が覚めました。今までの指導方法とは全く違うアプローチに魅力を感じました。もっと早く知りたかった。これからは、現場の指導者に「しつもん」をお伝えする活動をして行こうと考えています。