「子どもの頃は時間が長く感じたけれど、
大人になると、時間の経過がとても早く感じます。
これってなぜですか?」
先日、TVを観ていると、
脳科学者の方に
上記のような質問がありました。
僕自身も、
子どもの時に比べ、
時間の経過のスピードに驚いていますし、
疑問をもったこともあります。
初めての体験であるほど、スピードが遅く感じる。
「子どものうちは、何もかもがはじめての体験。
人間の脳ははじめてのことに対し、
注意深く対応するので、
時間がゆっくりに感じられるんです」
と仰ってました。
はじめて = 時間の経過が遅くかんじる。
ということです。
スポーツで考えてみると、
この「はじめて」をできるかぎり
少なくすることがとても大切です。
「はじめて」があればあるほど、
脳がストレスを感じ、
カラダに緊張を伝え、
うまく対応することが
難しくなってしまいます。
例えば、
ゴール前でのシュートの場面。
イメージできうる限りの
シチュエーションを想定して、
練習を重ね、
準備をすることができたら、
本番で同じようなシチュエーションが
訪れたときに、
焦らずに対応することができます。
メジャーリーガーのイチロー選手は
朝食のメニューや
球技場の到着時間、
バーターボックスまでの一連の動作など、
いつも同じことを繰り返すことで、
「はじめて」を限りなく少なくすることを
意識しています。
はじめてのことって
なんでもうまくいかないものですよね。
新しい練習の方法でも
ボールの蹴り方でも、
戦術でも、
はじめてのことって、
すごく戸惑います。
けれど、
イメージをふくらまし、
「ボールが右から飛んで来たら、
こう蹴ってみよう」
「敵が2人で攻め込んで来たら、
こんな対応しよう」
とイメージすることで、
「はじめて」を、
「知ってる」に変えることができます。
ぜひ、事前の準備を大切にして、
はじめてを少なくしましょう。
事前にイメージして
準備をすることで、
心に余裕をつくりましょう。
「能力」が、君がどんなことを出来るかを決める。
「意欲」が、君が何をするかを決める。
そして、「競技に取り組む姿勢」が、君が成功するかどうかを決まる。
-ルー・ホルツ(アメリカンフットボール監督)
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