大人も子どもたち選手も
考え方のクセや思考のクセを持っています。
これらのクセが
ポジティブな方向にもネガティブな方向にも
影響を与えることは自然なことです。
それぞれのクセは、
選択や決断に
大きな影響を及ぼす可能性があります。
前向きな視点を持っているのか
過去の経験に基づいてリスクを考えるのか
どちらが正しいかということではなく
クセに縛られず
柔軟な思考を持つことが大切です
僕ら大人も子どもたち選手も
考え方のクセや思考のクセがあります。
例えば、ポジティブな選手は
前向きに未来や可能性に目を向けるクセがありますし、
ネガティブな選手は過去の経験からリスクに目を向けるクセがあります。
どちらが良くて、どちらが悪い、ということではなく、
一つの考え方にとらわれてしまうと、
良い選択や決断ができない原因になるかもしれません。
ですので、
まずは自分の考え方のクセに気づくことが大切です。
例えば、雨が降っていることに対し、
「お気に入りの洋服を着たかったのに最悪」という人もいれば、
「雨のおかげで作物が育って嬉しい」という人もいます。
物事に対し、
どう受け取るのか、
どう考えるのか、
どんな見方をするのか、
というクセがあります。
私たちは、自分の思考法に気づくことによって、
思考をコントロールできるようになる。
たとえば渋滞に巻き込まれたとき、
わざわざイライラするようなことばかり考えている自分に気づくことができれば、
別の考え方をすることによって穏やかな気分になれる。
一つの考え方に囚われている限り、人生は変わらない。
思考法を変えなければいけない。
ーリチャード・カールソン
考え方を変えるためにできる最初の一歩は、
自分の考え方のクセを知ることから始まります。
自分の考え方のクセに気づく、とも言えるかもしれません。
考え方のクセを知るためには、
自分の感情が動いたときをよく観察しましょう。
通勤ラッシュで「今日も混んでいるな」と心が暗くなる。
相手の態度にイラッとする。
「失敗するかもしれない」とマイナスの想像をしてしまう。
人と会うときも、
スポーツをしているときも、
仕事をしているときも、
散歩をしているときも、
心は、いつも反応しています。
その反応に意識を向けてみると、
まずは自分の考え方のクセに気づくことができるかもしれません。
もう一つは
他の人の考え方に触れることです。
「最高の選手とはどんな人だろう?」
この問いの答えとなる考え方は、
人によって様々です。
他の人の考えに触れることによって、
そういう考え方もあるのか、と自分の考え方のクセに気づくことができます。
一つの考え方にとらわれないことで、
不安や悩みを解決することにつながります。
子どもたち選手と一緒に、
自分自身の考え方のクセに意識を向けましょう。
◎まとめ
- ポジティブな思考からネガティブな思考まで、考え方には個々のクセがある。
- 感情は目的を実現できずにいるときに怒りなどのネガティブな感情が生まれる傾向がある。
- 怒りは実現できない願いや期待から生まれるものであり、これに気づくことが大切。
- 抑えるのではなく、その背景に焦点を当て、客観的に自分を見つめ解決策を見つける。
- 問題を他人や環境のせいにするのではなく、自己原因を探求する力が重要。