緊張を感じたら、まずは身体をゆるめよう。

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「ここで決めたら勝てる!」
結果に意識を傾ければ傾けるほど、緊張感が高まります。

その例としてわかりやすいのが、
ピンチやチャンスの場面かもしれません。

サッカーのPK。
バレーボールのセットポイント。
バスケットボールのフリースロー。


「ここで決めれば勝てる」
もしくは「外したら負けちゃう」という場面で、

唯一変えられる、
自分の考えやプレー
に意識を向けるのか、
それとも、
自分の力では手に負えない、
結果や未来に意識を向ける
のか、では、
その時のパフォーマンスが大きく変わってきます。

どんな時でも「平常心」を保てたらいいのですが、
チャンスやピンチで落ち着いた心を保つのはとても難しいものです。

「緊張で身体がガチガチになるんです」
「チャンスを活かせなくて…」
「ピンチに弱いんです」

と、悩んでいる選手も少なくありませんし、
僕ら大人もそうした経験がありますよね。

 

(ニュージーランドで得たものは)
選手の意識の高さ、ひとり一人のラグビーに取り組む姿勢です。
どんな時でも、リラックスしながら、100%の集中を見せてくれる。
常にヒャクパー(100%)。準備でも、試合でも、です
田中史朗(ラグビー日本代表)

 

チャンスやピンチでは「いざ、リラックスしよう」としても
中々できるものではありません。

ですので、
「心の緊張」はそのままに受け止めることの方が
いい結果に結びつくことが多いのです。

けれど、
「心の緊張」にともなって、
「身体」まで硬くなり、

思考が停止して、頭が真っ白になったり、
ミスを引きずりすぎることは避けなければいけません。

そんなときは、
直接、扱いずらい心をコントロールするのではなく、
身体の緊張感をゆるめてあげましょう

たとえば、
緊張した時は呼吸が浅く早くなっています。
ですので、意識してゆっくり呼吸をするだけでも効果があります。

また、
身体全体に力を入れて意図的に力んだ状態を作り、
そこから一気に力を抜くことも一つの方法です。

冷静な思考を取り戻すためには、
自分に質問することも効果的です。

「いま、やるべきことは何だろう?」

と、質問に答えようとするだけで
冷静な思考は取り戻せるはずです。

子どもたち選手と、
心の緊張はそのままに、身体をリラックスさせることで、
冷静な思考を取り戻しましょう。

 
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