会話のピントを「成長」にあわせてみよう

成功ではなく成長の話
 

試合から戻ってきた子どもたちへ
言葉をかけるのが
難しいときがありますよね。

そんな時大切なのは
結果よりも成長や挑戦に
焦点を当てて話をしようということです。

成功や結果だけでなく
自分が成長した点や新たな挑戦
学んだことについて話をすることで
反省点や、やる気が生まれます。

子どもたちの努力や協力を評価し
次の成長につなげるための
取り組みや楽しい体験についても話しましょう。

結果に囚われず
成長と挑戦に焦点を当てた会話が大切です。

 

 

試合から戻ってきた子どもたちに対して、
どんな言葉をかけますか?

「今日の試合どうだった?」
「勝った?負けた?」
「点決めた?」

どちらかというと、
成功や結果の話がメイン!という方も多いかもしれません。

子どもたち選手も、
僕ら大人は結果を聞いているわけでもないのに、

「どうだった?」という問いかけイコール
「結果を聞かれている」と捉えて話しだす選手もたくさんいます。

ちょっと自分のことに
置き換えて考えてみましょう。

僕自身も最近参加した講演会で

「いままでにどんな成功がありましたか?
 1分間差し上げますので、お近くの方と伝え合ってください」

と質問を受ける機会がありました。

また、その一方で

「今度は、
 今までにどんな成長がありましたか?
 そのことを1分間伝え合ってください」

と言われたんです。

あなたは
どちらの質問の方が答えやすいですか?

会場の9割近くの人は、成功よりも成長の方が、
1分間途切れることなく、会話ができたと手を挙げていました。

僕自身もそうで、
成功なんてほとんどでてこない(笑)

けれど、
成長についてはたくさん話せるんです。

そうなんです。
僕ら大人も、子どもたち選手も
成功の話はあまり弾みませんが、
成長の話はとても弾むんです。

成功は必ずしも約束されていないが、
成長は約束されている。
ーアルベルト・ザッケローニ

子どもたちと会話を弾ませる
1つのヒントは成長に焦点をあてること

負けてしまったかもしれません。
点を決めれなかったかもしれません。
3打席ノーヒットだったかもしれません。

けれど、

前の試合よりもたくさん走れたかもしれませんし、
新しいバッティングフォームにチャレンジしたのかもしれません。

「今回は、どんなことにチャレンジしたの?」

「どんなところが成長した?」

会話が弾むことによって、
「次回はこうしてみよう!!」という反省点が見つかったり、
やる気や行動が生まれます。

成功だけでなく、
成長に焦点を当てて、
子どもたちとの会話を弾ませましょう。

 
 

◎まとめ

  1. 結果よりも成長や挑戦に焦点を当てる
  2. 子どもたちの成功だけでなく、成長の話を促す
  3. 前の試合よりも成長した点や新たな挑戦について尋ねる
  4. 弾む会話を通じて反省点や、やる気を引き出す
  5. 子どもたちの努力や協力を評価し、次の成長につなげる取り組みを話す

 

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