ミーティングを効果的に行うためには、
明確な目的が不可欠です。
選手たちと共有し、
目的に向かって議論します。
アイデアを出し合い、
新しい解決策を模索しましょう。
また、選手たちが抱える
不安や悩みを受け止め、
共感することも大切です。
あえてネガティブな面に焦点を当て、
ネガティブ思考をプラスへ活用するのも有効です。
不安なシナリオを検討し、対策を考えます。
最後に、具体的な行動計画を立てて、
選手たちに何をすべきかを明確にします。
これにより、不安を解消し、
プレーに専念できる状態を作り出します。
ミーティングを開いて、チームの力を高め、
目標に向かって効果的に進む手助けをしましょう。
●ご質問
効果的なミーティングを行いたいのですが、どうしたら良いでしょうか?
●どんな状態を望みますか?
選手の不安を解消して、プレーに専念できるようにしたい。
ご質問ありがとうございます!
今回は、指導者さまからのご質問です。
時間がたくさんあれば、
気がすむまで対話を重ねられるのですが、
練習と同じように、
ミーティングも限りある時間を
効果的に活用したいものですよね。
では、
どのようにすれば、
効果的なミーティングを行えるのでしょうか?
ミーティングの目的は何だろう?
まずは、
改めてミーティングの目的を明確にしましょう。
明確な目的を持たずに、
だらだらとミーティングを開いてしまうことほど、
もったいないことはありません。
- この時間は何のためか?
- なぜ、ミーティングをするのか?
- ミーティングが終わった時に、どうなっていたいか?
- どんな成果を望むか?
今回のご質問者さまであれば
「不安を解消して、プレーに専念できるようにしたい」
といった目的があります。
スタッフだけでなく選手たちと
目的を共有することが、
効果的な時間へと導いてくれます。
すべての不安を出す
そして、今回のご質問のように、
「不安を解消すること」が1つの目的であれば、
- 「いま、どんな不安を抱えているのか?」
- 「いまのうちに、解消しておきたいことは何か?」
- 「想定外があるとすれば、どんなことか?」
といった問いの答えを
選手自身が認識する必要がありますし、
チーム競技であれば、
お互いやチームの課題を知り、
支えあうこともできるます。
「どんな答えもOK!」と約束をする
また、目的に合わせて、
約束を決めるのも良いでしょう。
不安を出し合うミーティング時に重要なことは、
本当は不安なことがあるけれど、
「言わない」もしくは「言えない」
という状況をつくらないことです。
選手たちの中には、
- 不安なことを言ったら怒られるんじゃないか
- 笑われてしまうのではないか
- メンバーに入れないのではないか
と頭の中にある不安を
表現できない選手もいます。
過去に、
そのような経験があったらなおさらです。
「どんな不安がある?」と聞かれて正直に答えたのに、
- 「そんなマイナスなことを言うな!」
- 「ネガティブに考えるからいけないんだ」
- 「お前は試合には出さない」
と言われてしまったら、
選手は大人の顔色を伺った「正解」だけを
答えようとするものです。
ネガティブな問いを共有する
試合の直前は避けたいものですが、
試合までに対策を打てる時間があるのであれば、
あえてネガティブ思考を活用することもおすすめです。
- もし、負けてしまうとしたら何が原因だろう?
- どんな想定外が起こるだろう?
- 起こったら嫌なことは何だろう?
アイデアを生み出す
ネガティブ思考をもとに、
すべての不安を吐き出したら、
あとは前を向くだけです。
「どのようにすれば、うまくいくだろう?」
「HOW」のしつもんを活用して、
たくさんのアイデアを生み出しましょう。
やるべきことを明確にする
そして、
今回のミーティング2つ目の目的は、
「プレーに専念できるようにしたい」でした。
具体的なアイデアや目標が定まったら、
「その未来を実現するために、できることは何だろう?」
と問いかけてみましょう。
ここで重要なことは、
「やるべきことを明確にすること」です。
- いま、この瞬間にできることは何か?
その答えを
選手1人ひとりが認識していれば、
結果に一喜一憂しすぎず、
集中力を高めることができます。
いかがでしたでしょうか?
発言しやすい場をつくり、
ネガティブな思考を活用することで、
不安を解消し、
やるべきことを明確にすることができます。
今回は対象年齢がわからなかったので、
小学生を想定していますが、
ぜひ、実践してみてください!
ありがとうございます!
◎まとめ
- 不安解消、プレーの専念など、ミーティングの目的を定めることが重要
- 選手たちが抱える不安や懸念を包み隠さず話し合い、解消の第一歩を踏み出すべき。
- 想定外の出来事や負ける可能性について考え、それを元に対策を練る。
- ネガティブ思考から前向きなアイデアや目標を考え、プレーに対する新たなアプローチを見つける。
- 選手たちが今できることや行動計画を明確にし、集中力を高めてプレーに専念できるようサポート。
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