サッカーをするにも勉強をするにも
すべての活動のエネルギーの源は
やる気。
どんな分野でも、
子どもたちが憧れる
素晴らしい大人たちは
自分の目標を達成したいという
強い願望を持っています。
やる気は車でいうと
エンジンのようなもの。
どんなに良いボディを持っていても、
エンジンがなければ走ることができません。
けれど、
本来、子どもたちのやる気を引き出す
役割である僕ら大人が、
子どもたちの大事なエンジンを
傷つけているかもしれません。
子どもたち選手の
エンジンを傷つける方法は
たくさんあります。
例えば、
完璧を求めすぎること。
「お前はエースなんだから
ちゃんとやるのが当たり前だ」
というような言葉をかけると、
多くの選手は監督の思いとは反対に、
萎縮し、完璧とはほど遠い結果しか
生むことができません。
他にも、
「あそこが悪い」
「ここが悪い」と
欠点ばかり指摘したり、
「明日から勉強頑張る!」と
意気込んでいる子どもたちに対し、
「どうせ3日坊主でしょ?」
「いつも続かないじゃん」と
やる気を削いでしまいます。
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完璧を求めるな。
完璧主義ほど基準の低いものはない。
完璧を求めすぎるがゆえに、
行動できなかったり、
満足できなくて他人や自らを
責めてしまうことがある。
ーアンソニー・ロビンス
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車はエンジンのメンテナンスを
定期的に行わないと
走ることができなくなります。
それと同じように、
子どもたちも僕ら大人も、
定期的な心のメンテナンスが必要です。
「子どもたちの心を軽くするために
何ができるだろう?」
「どんな行動が子どもたちのやる気を
奪ってるかな?」
まずは、
子どもたちのやる気を引き出す、
ではなく、
子どもたちのやる気を奪わない、
からはじめましょう。