「帰ってきたらすぐに宿題をしなさい」
「お風呂の後はストレッチをしよう」
「練習の前後には日誌を書こう」
子どもたち選手の
輝かしい未来を願って、
「あれもした方がいい」
「これも必要よ」
と、「習慣」にしてほしいことはたくさん浮かびます。
けれど、
新しい習慣をつくることはちょっと大変。
「甘いものを食べるのをやめる」
「週に3日、筋トレをする」
「早起きをする」
といったように、僕ら大人も、
新しいことを「習慣」にしようと思うと、なかなか思い通りにはいきません。
ロンドン大学のフィリパ・ラリー博士によると、
人がある習慣を身に付けるには、
平均で同じ行動を66日続ける必要があることが、研究でわかったそうです。
平均ですので全員がそうとは言えませんが、
ほぼ丸々2か月はかかるということです。
ですので、
早起きの習慣を身に付けるには
まず「○時に起きる」と決め、2か月続ける必要があるといいます。
人間は理性の生き物でもなければ、
本能の生き物でもない。
人間は習慣の生き物である
ージョン・デューイ(哲学者)
子どもたち選手が
新しい行動を習慣にするためのポイントは5つあります。
1.「まず、できることは何があるかな?」
ポイントは「小さくはじめる」こと。
いままで走る習慣がなかった選手が、
「体力をつけるために毎日2時間ランニングをする」
といったような目標の立て方は、あまりおすすめできません。
続けることを意識するならば、
まずは「5分」でもいいので、
小さくはじめ、徐々に時間や距離を長くしていくことがおすすめです。
2.「いつやろうと思う?」
2つ目は「いつやるかを決める」こと。
1日のうち、
いつかやろう、という考え方では、
物事を続けることは難しいかもしれません。
「TVのCM中は英語の勉強をする」というように、
いつやるかを決めておくと、行動を起こしやすくなります。
3.「どうやって記録する?」
3つ目は「記録する」こと。
僕たちの脳は曖昧なもので、
行動したのか、しなかったのかをすぐに忘れてしまいます。
続けるために、
カレンダーなどで行動を管理することで、自分の行動を振り返り、
たとえうまくいかなくても、続けることのアイデアを生み出すことができます。
4.「続かなかったらどうする?」
そして、
フィリパ・ラリー博士の研究では、
たとえば朝起きられなかった日があったとしても、
それに気を病まずに、「気楽に続けた人」が習慣化に成功しているそうです。
ですので、
続かなかったと落ち込むのではなく、
思い立ったら、またリスタートしましょう。
5.「楽しむためのコツは何だと思う?」
そして、何よりも、
その行動を「楽しむ」ことが重要です。
子どもたち選手が望む行動の
習慣化をサポートしましょう。
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