答えはない。
答えは存在したことがない。
答えはこれからも存在しない。
それが答えなのだ。
─ ガートルード・スタイン(米 詩人)
「質問の答えはすべて正解だよ」
講演やワークショップ、
マンツーマンのトレーニングでも
選手たちに伝えています。
学校のテストのような問題なら
答えが存在します。
1+1は2ですし、
鎌倉幕府といえば1185年。
この答えが変わるとすれば
一大事ですし、
社会現象が起こります(笑)
けれど、人生はもちろん、
スポーツには「これ」といった
答えがありません。
どこにパスを出すか、
シュートか?
いやドリブルか?
その時、その場面で
最適な答えを選んだとしても、
「これ」が正解!!
というものは存在しません。
その答えを知るべく、
答えに近づけるべく、
僕らも子どもたち選手も
トレーニングし、勉強し、
鍛錬し続けます。
けれど、
もしかしたら、
この「答え」は
知らない方がいいのかもしれません。
スペイン語で答えはrespuesta。
このresponsoは、
「死者に対する歌」が語源。
答えがわかった途端
あなたの思考は死んでしまう
ー クリエイティブシンキングより引用
答えを出すことだけに
こだわらず、
答えを導きだす、
考える時間、
思考する時間に
価値をもちましょう。
その経験や
もしかしたら苦しい時間が、
子どもたち選手を
大きく成長させてくれます。
答えが出ない、を楽しみましょう。
>>> 考える時間を大切にしていますか?