「大丈夫、絶対勝つから!」
そう口にして意気揚々と
家を飛び出して行ったのはいいものの、
帰ってきたときの表情はどんよりと暗く、
負けちゃったんだな、と一目でわかる子どもたち。
普段から楽観的で、
何事にもフットワーク軽くチャレンジする
姿勢は素晴らしいのですが、
ちょっと思慮が浅いのが玉にキズで、
「なんとかなるから大丈夫!」が口ぐせ。
これでは
いつも同じようなミスを
くり返してしまいます。
危機感がありすぎると
頭の中で考え過ぎて行動できなくなったり、
緊張状態が高まり、
本来のプレーができなくなってしまいます。
ですので、
楽観的なモノの見方はとても重要ですが、
楽観的すぎると「いざ」というときに、
ミスから立ち直れなかったり、
思わぬアクシデントに頭の中が
真っ白になって動きが鈍くなってしまいます。
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不安というのではなく、
常に危機感を抱いていたい。
ー長友佑都
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頭の中で考えすぎず、
行動に移せることはとても大切ですが、
それと同時に、
リスクを考え、あらかじめ
「こんなときは、こういう行動をしよう」
と問題を解決するイメージを
持ち合わせておくことも大切です。
「もし、うまくいかないとしたら
何が原因だと思う?」
「どんなアクシデントが起こると思う?」
子どもたち選手と
危機感を力に変えて、
試合にのぞみましょう。
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