大会前、発表会前、試合前。
「そろそろ本気出す時期じゃないの?」
「もっと練習してると思ってたのに…」
――そんなふうに感じて、モヤモヤした経験はありませんか?
子どもが“思ったより練習していない”とき、
親としては焦ったり、不安になったりしてしまうものです。
でも実は、そんな時こそ「焦らない親の関わり方」が、子どもの力を引き出すカギになるのです。
■ なぜ練習しないの?その裏にある子どもの気持ち

子どもがあまり練習していないとき、
「やる気がない」「さぼってる」と思ってしまうかもしれません。
でも、よく観察してみると…
うまくできなくて、自信をなくしている
どこから手をつけていいか分からない
ミスを恐れて、避けている
親の期待が重くて、しんどくなっている
というように、“やらない”のではなく、“やれない”理由が隠れていることも多いのです。
■ 焦りの言葉が、やる気をさらに遠ざけることも

「本気でやる気あるの?」
「これでいいと思ってるの?」
「もっとがんばらなきゃダメでしょ!」
――親の焦りが言葉になると、それはプレッシャーとなって、
子どもはさらに動けなくなってしまうことも。
そんなときこそ意識したいのは、「信じて、待つ」姿勢です。
■ 焦りを手放して、関わり方を変えるヒント

① 気づきを促す「問いかけ」に変えてみる
×「なんで練習してないの?」
→ 〇「今、自分ではどう感じてる?」
→ 〇「自分の中でどこが課題になってると思う?」
→ 自分で考える機会をつくることで、主体性が育ちます。
② 練習以外の“がんばってる姿”にも目を向ける
「今日はよく寝て、体調整えてたね」
「昨日より落ち着いて準備してたね」
→ 小さな積み重ねも認めてあげると、自己効力感が高まります。
③ 信頼のメッセージを伝える
「あなたが自分で考えてることを、私は信じてるよ」
「不安だったらいつでも相談してね。応援してるよ」
→ 結果や量ではなく、“あなた自身”を見ているという安心を伝えましょう。
■ 最後に
練習量や目に見える努力だけで、
子どもの“準備”ができているかどうかを判断するのは難しいものです。
ときには「見えないところで、ちゃんと考えている」こともあります。
焦る気持ちが出てきたら、こんなふうに問いかけてみてください👇
「私は焦ってるけど、この子は今、どんなペースで進もうとしてるんだろう?」
その問いが、親のまなざしを少し変え、
子どもが“自分の力で進む勇気”を取り戻すきっかけになるかもしれません🌱✨
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