
試合が終わったあと
子どもが笑顔で帰ってくることもあれば
落ち込んでいたり
無口になっていたりすることもありますよね。
そんな時、つい言ってしまいがちなのが…
「勝った?負けた?」
「何点取れたの?
」「うまくできた?」といった“結果”を聞く言葉。
でも、実は試合後こそ「結果より中身」に目を向ける声かけが、次の成長とやる気につながるんです。
今回は、試合後におすすめの「一喜一憂しないためのふり返り質問」をご紹介します!

■ なぜ“結果以外”に目を向けるの?

結果だけを評価されると、子どもは「勝たなきゃ意味がない」「うまくできないと怒られるかも」と感じやすくなります。
でも、プロのアスリートでさえ、勝つときもあれば負けるときもあるのが当たり前。
大切なのは、どんな試合であっても「そこから何を学び、どう次に活かすか」です。
そんなふり返りの習慣は、“問いかけ”によって自然と育っていきます。
■ 試合後におすすめのふり返り質問

●「今日の試合で、自分で“よくやった”って思えるプレーはあった?」
→ 自分で自分を認める力が育ちます。
●「うまくいかなかったこと、次はどうしてみようか?」
→ 反省ではなく“改善”に意識を向ける質問。
●「チームの中で、今日はどんなふうに関われた?」
→ 結果以外の価値(協力・思いやり)にも気づけます。
●「次の試合までに、どんな準備をしておきたい?」
→ 試合を“次へのステップ”として捉えることができます。
●「今日の自分にひと言メッセージを送るとしたら?」
→ 自己肯定感と内省力を育てます。
■ 声かけのコツ

・勝っても負けても、まずは「おつかれさま」
→ 結果ではなく、“がんばった過程”をねぎらう姿勢が大切です。
・感情を受け止める
→ 「悔しかったね」「うれしかったね」など、その場の気持ちを言葉にして寄り添いましょう。
・無理に話させない
→ 答えが出なくても、問いかけは心に残ります。

■ 最後に
子どもにとって、試合は“成長の場”。
勝ち負けも大事だけれど、それ以上に「何を得たか」「どう動けたか」を一緒に見つめることが、次の自信につながります。
試合後はぜひ、
「今日、自分で“よかったな”と思うところはどこ?」
と聞いてあげてください。
それが、結果にとらわれすぎない“ぶれない心”を育てる第一歩になります。
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