いよいよ明日は試合――そんな前日の夜、
子どもは緊張や不安、期待など
さまざまな気持ちを抱えています。
「うまくできるかな?」
「失敗したらどうしよう…」と落ち着かない様子に
親としても何と声をかければよいか迷いますよね。
実は、試合前夜の“声かけ”と“質問”は
子どもの心を落ち着かせ
当日への自信と集中力を引き出すカギになります。
今回は、試合前夜におすすめの声かけと質問をご紹介します!
自信は「思い出す」ことで育つ

子どもが自信を持つために必要なのは、“過去のがんばり”や“小さな成功”を思い出すこと。
試合の前に「できた経験」「乗り越えた経験」に意識を向けさせることで、「自分ならやれる」という気持ちを育てられます。
試合前夜におすすめの質問

●「明日、一番楽しみなことはなに?」
→ ポジティブな気持ちに目を向け、不安を和らげます。
●「これまでで、自分がいちばんがんばった練習はどれだった?」
→ 努力の記憶を呼び起こすことで、自信につながります。
●「明日、どんな自分でいたいと思う?」
→ 理想の姿を思い描くことで、イメージトレーニングにもなります。
●「明日の自分にひと言メッセージを送るとしたら?」
→ 自己肯定感を高める、内なるエールになります。
●「試合が終わったあと、どんな気持ちでいたい?」
→ 成果ではなく“心のゴール”を意識させることで、プレッシャーを軽減できます。
声かけのポイント

・「うまくやらなくていいよ」よりも「〇〇してきたことがすごいよ」
→ 結果より“過程”を認めることで、自分のがんばりに自信を持てます。
・「あなたならできる!」より「〇〇の時も乗り越えたよね」
→ 根拠のある励ましは、安心感を与えます。
・「緊張してもいいんだよ」
→ 不安を否定せず受け止めると、気持ちが落ち着きます。
最後に
試合前夜は、子どもが「不安と期待の間」にいる時間です。
親の言葉と問いかけが、子どもの心を整え、明日の一歩を後押ししてくれます。
ぜひ今夜、「明日、どんな自分でいたいと思う?」と、そっと聞いてみてくださいね。
子どもは自分の力を思い出し、きっと前を向いて眠りにつくはずです。
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