「あのゴミは自分で捨てたものでは
ないかもしれないけれど、
見て見ぬ振りすることが
バルサの選手として相応しいか?」
今年の夏、
バルセロナの育成年代にあたる
「カンテラ」の子供たちと
U-12ワールドサッカージュニアチャレンジに、
日本を訪れ、大会後に観光した際に、
コーチが掛けた言葉。
あの世界一のバルセロナでさえ、
いえ、だからこそ、そうした精神を
大切にしています。
高校や大学を卒業し、
プロサッカー選手になれる人数は
200人程と言われています。
東京大学に入学出来る人数は
およそ3000人ですから、
東大に入るよりも難しい。
そして、
プロサッカー選手の
キャリア平均寿命は26歳。
そう考えると、
サッカー選手としてプレーする時間は
本当に限られていいます。
そう考えると、
僕ら大人の役割は
「サッカーを教える」と同時に、
「人間教育」に力を入れ、
たとえサッカー選手になれなかったとしても、
まわりの人から応援され、
愛される人になってもらえるように
関わることかもしれません。
態度、
勉強、
あいさつ、
整理整頓、
向上心、
やる気、
集中力、
発言力、
リーダーシップ、
時間のマネジメント、
健康管理、
伝えられることは
たくさんありますよね。
全員がプロのサッカー選手に
なるわけではありません。
だから人間として何かが欠ける事のない様に
人間教育にも力を入れているのです
ーギジェルモ・アモール
(バルセロナ育成組織総責任者)
そして大切なこと。
それは、
僕ら大人も実践し続けること。
信号を無視する大人が
いくら「青信号で渡ろう!」
と言っても子供たちは
いうことを聞きません。
TVばかり見ている大人が
「勉強しなさい!」
と言っても子供たちは
恐らく勉強しないでしょう。
完璧である必要なんて
ありません。
子供たち選手と一緒に
僕ら大人も実践し続けることが
とても大切です。
あいさつも整理整頓も、
やる気も集中力も、
食事の方法もストレッチも、
ゴミ拾いも読書も。
子供たち選手と
いっしょに、
実践しましょう。
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