子どもたち選手と目標を「具体的」にする練習をしよう

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「全国大会で優勝する」
「大会でMVPに選ばれる」
「タイムを縮める」

目標を立てたら、
「実現するためにできることは何だろう?」と問いかけ、
行動に落とし込むことが重要です。

そして、
その行動をより「具体的」にすることで、
成長していることを選手自身が体感することができます。

けれど、
実現するための行動が、

「頑張る!」
「たくさん走る!」
「絶対に勝つ」

というように抽象的であったり、
結果だけに重きをおいた行動の目標だと
なかなか成長を実感できません。

会社での目標設定に時間がかかるように、
具体的にすることはぼくら大人でも難しいもの。

ですので、
まずは「具体的」と「抽象的」を
自在に操る練習
をしましょう。

具体的の反対は「抽象的」

身の回りにあるものを手に取り、
「これと、これの、共通点は何だろう?」
選手と問いかけあってみてください。

「コーヒー」と「水」を
抽象的に表現すると「飲み物」

「サッカー」と「テニス」を
抽象的に表現すると「スポーツ」

「ヒト」と「イヌ」を
抽象的に表現すると「動物」

といったように、
お互いの持つ要素を引き抜くこと
「抽象」といいます。

それとは反対に、
ひとつひとつをより深く、
個別に考えていくことが「具体」

ヒトを例にすると

・どんな人?
・年齢は?
・性別は?
・どこに住んでる?
・何が得意?

と問いかけることで、
より「具体的な一人」が浮かび上がってきます。

 

とにかく具体的に動いてごらん
具体的に動けば
具体的な答が出るから
ー相田みつを

 

 

 

「目標を実現するためにできることは何だろう?」

実現するための行動も、
より具体的にしましょう。

「頑張る」という選手には、

・例えば?
・どんなことを?
・どれくらい?
・いつやる?

と、問いかけていくことで、

「次の試合で得点を決めるために、
 今日の紅白戦でシュートを5本打つ」

といったように、
より具体的にすることができます。

行動の目標が具体的であれば、
あとから振り返ることができます。

「頑張ったかどうか」は、
選手自身の主観的な感情も入ってきますが、

「シュートを打ったかどうか」は、
誰が見てもわかるように客観的に振り返ることができます。

そして、体験を重ねることで
「シュートをただ5本打つだけではダメだ」と本人が気付き、
より具体的な目標へと落とし込むことができます。

目標を具体的にするためにも、
まずは身の回りにあるもので
「抽象」と「具体」の練習をしてみましょう。

 

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