子どもたちの実力を発揮するために意識を集中させよう


いつもお読み頂き、
本当にありがとうございますっ!!

本日は、
プレッシャーの正体のひとつである、
外側からのプレッシャーについて
お伝えしますね。

実力を発揮するために意識を集中させよう

「あいつがうるさいから集中できない!」
小学生の男の子が
突然大きな声をあげました。

チームで月に1度の
メンタルトレーニングの時間。
僕がするしつもんに
答えてもらっているときのことです。

僕はいつも
問いかけをし、
その答えを子ども達それぞれが
紙に書く。

そして、そのあとにグループで
伝え合うという対話の時間をつくっています。

自分と対話し、
チームメイトと対話する。
そうすることで
子ども達は視野を広げ、
考える力と
行動を引き出すことができます。

声をあげた男の子は
どちらかというとリーダータイプ。

いつもまわりに目を配り
ひっぱって くれます。

「コーチ、いつも答えるとき
 うるさくて集中できないんです。
 注意してください。」
「そっか。うるさいんだ?」
「うん、いつもうるさいんです。」
「そうなんだ。
 うるさいと何でいけないの?」
「うるさいと
 みんな集中できません。」
「たしかに、そうだね。
 でもさ、試合中もまわりうるさくない?」
「試合といまはちがいます。」
「なにが違うんだろう?」
「・・・・サッカーしてないです」
「まぁ、確かにボールは蹴ってないね(笑)」

外側からのプレッシャーに対する
感情をコントロールするポイント。

それは、
自分がコントロールできることだけに
意識を集中すること。

仲間の声は
コントロールすることが
できないもののひとつ。

こうしてよ。
これはやめて。
と伝えることで
きっかけを与えることは
できるかもしれませんが、
完全にコントロールすることは
できません。

ましてや
彼の夢は27歳で
バルセロナの10番をつけること。
バルセロナのホームスタジアムである
カンプ・ノウの収容人数は99,354人。

まさかプレー中に、
観客に向かって、
「集中できないから静かにして!」
とはいえませんよね(笑)


イチローさんは
自分がここまでできる、
これはできない、
ということをしっかり把握し、
できることに集中している
選手だと思います。
自分でコントロールできることと、
できないことがわかっている、
と言い換えてもいいかもしれません。
それを淡々と
やり抜いているところがすごい。
僕が心掛けていることでもあるんです。
– 松井秀喜(プロ野球選手)


自分がコントロールできるものは
どんなもので、
コントロールできないものは
どんなものがあるのか。

これを整理しておくだけでも、
子ども達の姿勢は
だいぶ変わってきます。

環境や
グランドの状態。
審判のジャッジや
天候。
気温や湿度。
コートの大きさや
観客の声援。

子ども達と
コントロールできるものに
集中しましょう。

>> 自分ではコントロールできないことはどんなものがありますか?

>>> ブログの記事をダウンロードできます(PDF)

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