
2014年のバレンタインデー。
NYヤンキースに移籍した田中将大選手が
twitterでこんなつぶやきをしていました。
@t_masahiro18:
僕は今日、今年初めてキャッチャーの方に
座っていただいてピッチング練習をしました。
何てことのない、
文章に見えるかもしれません。
けれど、
ここに超一流といわれる、
応援される選手の「違い」が隠されています。
答えはダルビッシュ選手に
教えて頂きましょう。
田中選手に対して、
ダルビッシュ選手がこんな返信をしています。
@faridyu: 座らせて。っていわないのいいねー!
皆普通に言うけど違和感半端ないよな。
投球練習とは、
その名のとおり投球の練習。
投手の練習です。
投手のための練習に、
捕手は時間を割いてくれています。
中には、
「捕手を座らせて」であったり、
「捕手を立たせて」と言う選手も多いのが事実。
けれど、
田中選手やダルビッシュ選手は
常に捕手に対して敬意と感謝を示しています。
さらに、捕手の選手は
投手と同じだけの球数を投げ、
「座る・立つ」という行動をくり返します。
冷静に考えてみると、
負担はすごいものですよね。
僕ら大人もそうですが、
子どもたち選手も、
「当たり前」を当たり前で終わらせず、
しっかりと感謝の気持ちを伝える選手は
どんどん成長しますし、まわりから応援してもらえます。
チームメイトや関わる方の
時間や労力を大切にしない選手は、
「周りが見えていない」とも言えるかもしれません。
周りを見ることができない選手は、
自分自身を客観的に分析することができません。
自分自身を客観的に分析できないと、
飛躍的な成長は難しいですよね。
苦悩を数えてはいけない。
幸せなことを数えて、それに感謝する時、
人は幸せになることができるのだ。
デール・カーネギー
近くにある「ありがとう」に気づき、
感謝の気持ちを伝えましょう。
そうすることで、
練習への集中力を高めることにもつながります。
子どもたち選手と一緒に、
近くにある「ありがとう」に気づき、
感謝の気持ちを伝えましょう。