「子どもたち選手から
アイデアが出てこなくて…」
そんなご相談にお答えしていますが、
今日は残りのポイントをお伝えしますね。
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1.アイデアを伝えられる空気をつくる
⇒ http://shimt.jp/?p=3851
2.問いかける
⇒ http://shimt.jp/?p=3855
3.考えをまとめる時間をつくる
4.少人数で伝え合う
5.全体で伝え合う
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「誰かアイデアある?」
こう問いかけても
なかなか答えが返ってこない。
そんなご相談をよく頂きます。
ですので、ここまでにまずは、
・アイデアを伝えられる空気をつくる
・問いかける
ことの大切さをお伝えしました。
(お読みでない方は上記のリンクからご覧下さい)
次のステップとして、
子どもたち選手の
アイデアを引き出すためには
「頭の中を整理する時間」を
つくることが大切です。
問いかけに対して、
すぐには答えられない選手でも、
頭の中を整理する時間をつくることで
多くの選手がアイデアを教えてくれます。
たとえば、
いつも負けてしまっている
対戦相手との試合の1週間前。
「どうしたら、次の試合で
自分たちのプレーができるかな?
2分くらいちょっと考えてみよう!」
と、伝えます。
(さらに効果を高めたい方は
考えを「書く」時間をつくることをおすすめします)
多くの選手が
この段階で自分の考えを整理し、
答えを教えてくれますが、
中には、
「ほんとにこの考えで良いかな」
「みんなに笑われないかな」
「ちゃんと話せるかな」
と、不安に感じている選手もいます。
ですので、
まずは「少人数」でのシェアが効果的です。
「2人でペアになって
いま考えたことを伝え合ってみよう」
ペアでシェアすることで、
子どもたち選手「全員」が
考えを伝え合うことができます。
これは
トレーニングでも同じですよね。
二人一組だと
自信満々にプレーしているのに、
チーム全体になると
縮こまってしまう選手がいます。
そして、
子どもたち選手に限らず、
僕ら大人も
「自分の考えを聞いて欲しい」
と、心のどこかで思っているもの。
こうして、
細かく伝え合う時間をつくることで、
「聞いてもらえてうれしい」
「人は考えが違って当たり前なんだ」
と感じることができます。
2人でのシェアが終わったら、
全員で輪を作って、
考えを伝え合う時間をつくりましょう。
「どんな考えがあったかな?
誰か教えて。」
そう伝えると、
いつもは手をあげることを
怖がっていた子どもたちも、
堂々と手を挙げてアイデアを教えてくれます。
ポイントは、
・問いかけたあとは、
考えをまとめる時間を作る
・少人数で伝え合う
・その後、全体で伝え合う
です。
最初にもお伝えしましたが、
子どもたちはたくさんのアイデアを持っています。
けれど、
「発表したら怒られる」
「こんなこと言って良いのかな」
「まだ、考えがまとまってなくて」
と、不安に感じ、
答えを心の中に閉じ込めてしまいます。
ですので、
その不安を取り除いてあげるだけで、
僕ら大人よりもはるかに素敵で、
創造性豊かなアイデアを教えてくれるはずです。
子どもたち選手の
アイデアを拓く時間をつくりましょう。