🔵 試合後すぐには聞かない。タイミングを見極めた質問術 🔵

「今日の試合、どうだった?」
「なんであそこでミスしたの?」
つい試合後すぐに、子どもに聞いてしまうことはありませんか?

でも、試合直後の子どもは、
疲れ・悔しさ・喜び…さまざまな感情が入り混じっていて、
まだ“気持ちが整っていない状態”であることがほとんどです。

そんなタイミングで質問すると、
「うるさいな…」
「今は聞かないで」
とシャットアウトされてしまうことも。

大切なのは、
“質問のタイミング”を見極めること。

今回は、子どもが前向きに振り返り、次へつなげるための
「質問のタイミングと言葉の選び方」についてご紹介します。

■ なぜタイミングが重要なの?

試合後すぐは、身体的にも精神的にも“回復モード”。
このときに分析的な質問をされると、
感情がうまく処理できず、防御的な反応になってしまいます。

逆に、「気持ちが落ち着いたタイミング」での質問は、
子どもが自分の言葉で振り返るきっかけになります。

つまり、“何を聞くか”と同じくらい、
“いつ聞くか”が大事なんです。

■ タイミングを見極めた質問のステップ

①【直後】感情を受け止める
●「おつかれさま。がんばってたね」
→ 最初は“質問”ではなく、“共感”の言葉を。

②【移動中や帰宅後】余韻を尊重しながら
●「今、どんな気持ち?」
→ 感情を整理する時間を持たせましょう。

③【少し時間が経ってから】振り返りを促す
●「今日の試合で、自分でよかったなと思うことはあった?」
→ ポジティブな視点から振り返ると、学びが深まります。

④【次の日や落ち着いた時】成長につなげる
●「もしまた同じ場面があったら、どうしてみたい?」
→ 具体的な次のアクションを考えるきっかけに。

■ 声かけのポイント

・「まだ聞くタイミングじゃないかも」と感じたら、待つ
→ 質問は“急がない勇気”が大事です。

・無理に振り返らせない
→ 子どもが自然に話し出すのを待つ姿勢も、立派なサポートです。

・気持ちに寄り添った問いからスタート
→ 技術や結果より、「どう感じたか?」を最初に聞きましょう。

■ 最後に

試合後の振り返りはとても大切ですが、
それ以上に大切なのは“心の余白”です。

質問は、タイミングを間違えるとただのプレッシャーになります。
でも、その子にとってちょうどいい瞬間に問いかければ、
その一言が次の成長への橋になります。

ぜひ次回の試合後は、
「今は、どんな声をかけてもらったらうれしい?」
と、自分から聞くタイミングを見つけてみてくださいね⏳🌱

 

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