子どもの成長を考えると
ときには「叱る」ことが必要なこともありますよね。
けれど、
僕自身は子どもや選手を
叱ることができない時期がありました。
- 危険な行為
- 友達への暴力
- 暴言
彼らの行動に対し、
ただやんわりと伝えることしかできない。
- 「そうした言葉を使うのはやめよう。」
- 「自分も言われたら嫌でしょ?」
なんとかそうやって乗り切っているつもりでしたが、
いつしか子どもたちからは「あのコーチは怒らない」と言われるようになり、
僕がいくら伝えても行動を起こさない選手が増えてきました。
僕は子どもたち選手から
- 「嫌われる」
- 「拒否される」
ことへの恐怖があったのだと思います。
けれど、
本当に相手のことを思ったのなら、
「ダメなものは、ダメだ」としっかりと伝える必要がありますよね。
この記事では、
日本代表チームから地域で1勝を目指す選手まで、様々な子どもと関わっている僕が「叱るときに大事にしていること」についてお伝えします。
叱るときに実践したいこと5選
- ルールを決める
- 感情的に叱らない
- 聴く
- どうすれば?と問いかける
- なぜ、を伝える
ルールを決める
いつ叱り、いつ褒めるのか。
基準を持つことが大切です。
僕たちはついつい基準も作らず、
その時の思いつきや気分で、
そうしてことが続いてしまうと
子どもも戸惑ってしまいます。
元バレーボール日本代表監督の植田辰哉さんは、
なぜ私が選手を徹底的に叱れるかというと、事前に選手たちと「確認」と「約束」をしているからなんです。選手も自分が約束を破ったことがわかっていますから、叱られても納得ができます。ところが、確認も約束もしてないことで叱られたとしたら、選手はその場で謝罪したとしても、心の底から納得することはできません。
と、仰っていました。
なにはよくて、
なにはダメなのか。
先にルールを決めましょう。
感情的になり、人格を否定しない
叱っているうちに
ついつい感情的になってしまう、
ということはよくあります。
感情的になってしまうと
叱るときに子どもの人格まで否定してしまいます。
- 「だからお前はダメなんだ!」
- 「兄貴は出来たぞ!」
- 「お前には無理だ!」
このように人格を否定されたら、
僕ら大人だって嫌ですよね。
行動や行為を指摘し、
叱ることは大切です。
けれど、
人格や性格を否定したり、
誰かと比べて叱ってはいけません。
まずは、聴く
叱りたいことが起きた場合、
「なぜその行動や行為をしたのか?」を、
聴いてあげることが大切。
- 「何が原因だったのか?」
- 「なぜ、そうした行動をしたのか?」
- 「その時、どんな感情を持っていたのか?」
またすぐにジャッジすることを手放して、
ニュートラルな視点で聴いてあげた後は、
どうすれば?と問いかける
- 「どうすれば良かったと思う?」
- 「次回は同じことを繰り返さないために、どうしようと思う?」
頭ごなしに叱っても
子どもたちは中々変わりません。
辛抱強く、
子どもたち選手が考える時間を与え、
子どもたち自身の言葉が
でてくる答えをまってあげましょう。
そして、
叱る理由を伝える
子どもから答えが出て来たら、
きっと次回から考えて行動出来るようになるはずです。
- 「なぜ、いま叱っているのか」
- 「本当はどんな行動をして欲しかったのか」
を伝えましょう。
僕ら大人の考えを伝える事で、
子どもも「そうか」と納得する一歩になります。
愛の反対語は「無関心」である。
ー マザー・テレサ
怒る。
叱る。
その感情は
相手が気になって気になって
仕方がないから。
本当にどうでもいい人だったら、
気にならないはずですし、
どうでもいいはずです。
であれば、
信頼関係を深める叱り方を実践しましょう。
- 相手のためになっているか?
- 自分本位になっていないか?
- なぜ、ダメなのか?
- 子どもたち選手はなぜ、
- その行動をしてしまったのか?
- 何のために叱るのか?
子どもの未来に愛を持って叱りましょう。
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