子ども達と納得いくまで、イメージする時間をつくろう。


小学生からのメンタルトレーニング

 今日はスポーツ心理学の中にある、
 ビジュアライゼーション。
 イメージすることで子ども達の力を引き出す
 ポイントをお伝えしますね。

子ども達と納得いくまで、イメージする時間をつくろう。


「明日の試合が終わったときに
 どうなっていたら最高かな?」
「うーん、3-2で勝ちたい。
 そのために僕も点をとりたいな。」
「じゃあ、
 そのためにどんなことができるかな?」
「えっと・・・」
「いますぐ答えなくてもいいから、
 家でイメージしてきてね。」
  「想像は知識よりも大切だ」
あのアルベルト・アインシュタインも
言っていたように、
想像することができないと、
それを行動に移すことは
なかなか難しいかもしれません。
スポーツ心理学の中で、
ビジュアライゼーションという
言葉があります。
ビジュアライゼーションとは
簡単にいうと「想像力」。
想像する(イメージする)ことには
素晴らしい力があるんです。
例えば、
シカゴ大学のジャッド・プラスロット教授が
行った研究をご紹介しますね。
バスケットボールのチームを
3つに分けて、
それぞれ同じフリースローの数で
どれだけ得点できるかを調べました。
第1グループには
毎日1時間ずつ
フリースローの練習を
してもらいました。
第2グループには
フリースローをしている場面を
思い浮かべるだけ、
第3グループには
何もさせませんでした。
そして30日後、
再び3つのグループで
フリースローの点数を調べたんです。
ご想像のとおり、
第3グループの結果はかわらず。
それはそうですよね。
一切練習していないので、
逆に結果が変わらなかっただけでも
すごいかもしれません。
そして、
第1グループは
シュートの確率が24%上昇!
そして、なんと
第2グループは
ボールにいっさい触れていないのに
23%もシュートの確率が上昇したのです。
それだけ、
想像することって
とっても大切なんですね。
練習の前、
試合の前はもちろん、
子ども達が
イメージすることに集中する
時間をつくることが
すごく重要です。


 
「飛び込み、グラインド、ストローク、
 クイックターン、タッチ、
 百分の一秒単位の記録、折り返し・・・
 そうした場面を納得がいくまで
 何度となく思い描くんだ」
 - マイケル・フェルプス


北京オリンピックの男子競泳で
8個の金メダルを獲得した、
マイケル・フェルプス選手は
レースの展開を
夢にまでみるくらい
毎日イメージする時間を
つくっていたそうです。
チームで集まって
練習する時間が少なかったり、
実際に体を動かしての
練習ができなくても、
頭の中であれば
いつでもできますよねっ。
子ども達の
想像力を発揮する
時間を作りましょう。
>>> イメージする時間をつくっていますか?


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