
子どもたち選手の力を引き出すためには、
想像力を働かせることも大切です。
想像力(イメージする力)を借りることで、
実際に体を動かさずとも、
心や頭の中で練習することができます。
テニスでボールを打ったり、
バスケットボールでシュートを放ったり、
野球でボールを投げる。
そうした行動の前にしておきたいことは、
一度、心の中で思い描くこと。
例えば、テニスであれば、
打ったボールが、
コートのどこに落ちてほしくて、
どんな風にはねてほしいのか。
そのためには、
どんな弾道のショットを打つべきだろう。
想像力を働かせることで、
実際にショットをしなくても、
ショットの練習をすることができます。
想像力は、知識よりも重要だ。
知識には限界がある。
想像力は、世界を包み込む。
ーアインシュタイン
ゴルフの帝王と呼ばれたジャック・ニクラウスは
事前に想像力を働かせる重要性について
こう語っています。
「鮮明な映像を頭の中に描かずに、
ゴルフのショットをすることは決してない。
これは練習の時でも同じだ。
ショットの前に、
まず自分のボールをどこまで運びたいのかを決め、
そのボールの弾道と最終地点を思い描く。
次に、先ほどのイメージを
現実のものとするスイングをしているシーンを思い描く」
「どうなっていたら最高だろう?」
「そのためにできることは何だろう?」
実際に行動を起こす前より先に、
心の中で思い描く。
そうすることによって、
得たい結果に近づきます。
練習するときも、
試合のときも、
想像する時間を作りましょう。