子どもたちへのメッセージは
言葉と心を一致させることがとても大切です。
心と言葉が離ればなれになってしまった状態のことを
「ダブルバインド」というそうです。
矛盾したメッセージから生じる
不安や疲れを避け、
言葉と心の一貫性で
彼らに理解と安心感を提供しましょう。
子どもたち選手が思い悩んだり、
心が窮屈さを感じてしまう。
それは、
もしかしたら僕らの言葉と心が一致していないことが
原因かもしれません。
文化人類学者のグレゴリー・ベイトソンさんは、
この心と言葉が離ればなれになってしまった状態のことを
「ダブルバインド」と名づけました。
例えば、お母さんが子どもに対して、
「お前は、良い子だね」と伝えたとしますね。
けれど、
もしも、そのときお母さんが、
冷淡な表情で子どもを見ていたならば、
その子は、とても不安な心の状態になります。
「言葉」が伝えてくれる「認めるメッセージ」と、
その「表情」が伝えてくる拒否のメッセージが
矛盾しているように感じるからです。
そして、
そのような矛盾した状況から逃げられないとき、
子どもたちは思い悩んだり、心が窮屈さを感じてしまいます。
人が意見に反対するときは
だいたいその伝え方が気に食わないときである。
ー ニーチェ
例えば、
街のスポーツのグラウンドで、
「よくやったな!偉いぞ」と褒めてくれている
コーチの「目」は笑っていない。
例えば、会社の職場で、
「君に期待しているよ」と励ましてくれるマネージャーの
「声」が冷めている。
そうしたダブルバインド的なメッセージが、
子どもたちの社会でなく、
僕ら大人の社会にも溢れています。
そうした矛盾を感じると、
子どもたちはどうしていいかわからず、
悩みを抱え、心が疲れてしまいます。
大切なことは、
言葉と心を一致させて伝えること。
子どもたち選手への
伝え方を工夫しましょう。
◎まとめ
- 子どもたちが健やかに成長するためには、適切なコミュニケーションが重要。
- 大人の言葉と行動が矛盾することで、子どもたちにストレスがかかることがある。
- この状況をダブルバインドと呼び、健康な発達に影響を与える可能性がある。
- 大人は自分の言葉と行動を整合させ、適切な伝え方を心がける必要がある。
- スポーツの指導者やマネージャーなど、子どもたちに影響力のある大人たちは特に伝え方に注意すべきである。
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