
チーム運営に保護者の協力は欠かせませんが、押しつけてしまうと逆効果です。
大切なのは「自分ごと」と感じてもらうこと。
そのために、「どんなチームにしたいですか?」と問いかけ
一緒に考える機会を作りましょう。
人は決定に関わると責任を持つものです。
保護者との対話を大切にし、「手伝いたい」と思える環境を整えることで、自然と協力の輪が広がります。
チームを支える仲間として、一緒に理想のチームを作りましょう。

「うちの保護者はチームへの協力意識が低くて困っている」
コーチとして子供を指導する方々から、
こうした相談が届くことがあります。
とくにボランティアで運営している少年団は、
保護者や地域のサポートが欠かせません。
というよりも「子供は地域で育てるもの」という概念から考えると、
ここなくして子供らしい時間を過ごすことはできないのかもしれません。
では、
どうすれば保護者の方に、
「チームの力になりたい」という気持ちになってもらえのでしょう。
念のため先に整理しておきたいことは
「人はコントロールされるのが嫌い」ということです。
チームの力になってほしいと期待が強くなりすぎると、
保護者の事情を配慮するやさしさをなくしてしまい、
より関係性が悪化してしまうので気をつけてくださいね。
さて、わかりやすくしたいので、
ちょっと視点を変えて、
「環境問題」について考えてみたいとおもいます。
環境問題について多くの議論が飛び交っている中、
あなたは「自分にできること」をどれだけ実践しているでしょう。
たとえば、
- エコバックを持参してレジ袋をもらわない
- カフェではマイボトルに注いでもらう
- 食べきれない量の食事を注文しない
一人ひとりにできることは、
ほんとうにわずかなことかもしれません。
けれど、
一人ひとりの意識と行動が変われば、
ぼくたちの地球を確実により良くすることができます。
環境活動に対し、
行動に移す人とそうでない人の違いは、
「自分ごとになっているかどうか」だとも言えます。
これをチーム活動に置き換えたとき、
保護者に「自分ごとにする機会」をどれだけつくっているでしょう?
率直にいえば、保護者のみなさんに
「あなたはこのチームを、どんなチームにしたいですか?」
と質問しているかどうかともいえます。
人は、自分が決定に関与したという実感があれば、「自分が責任を持つ」と思えるものです。
けれど、その機会さえ与えられなければ、
かげで文句のひとつも言いたくなります。
保護者のみなさんにチームへの協力を求めるなら「どんなチームにしたいですか?」と対話する機会をつくり、
一緒にチームをつくりあげましょう。
◎まとめ
- 保護者の協力は不可欠だが、押しつけは逆効果。
- 人はコントロールされることを嫌うため、関与の機会が重要。
- 「自分ごと」と感じることで、人は行動しやすくなる。
- 環境問題と同じで、小さな行動が積み重なり変化を生む。
- 「どんなチームにしたいか?」という対話が、協力の第一歩。
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