子どもたち選手の背中の押し方

僕ら大人の大きな役割の1つは、
子どもたち選手のやる気を高めること。

けれど、
会社の上司が部下のやる気を
高めることが難しいように、
子どもたち選手の
スポーツや勉強の効率を高め、
充実した日々を送らせるように
することは簡単ではありません。

ましてや、
チーム全体のバランスを考えながら、
それぞれの選手が最大の成果を
あげられるようにするには、
さらに困難が伴うかもしれません。

人は誰かから
目標を押しつけられると抵抗を感じます。

「好きなことなんていいから、
 勉強して良い点とりなさい!」

とアドバイスすれば、

「試験の結果なんかより、
 もっと僕の考えを聞いて欲しい」

と反論されるかもしれません。

「スポーツはプロセスが大切だ。
 勝ち負けばっかり気にしないで、
 何をするのかを考えろ!」

と伝えても、
同じような反応が返ってくるかも
しれません。

子どもたちのやる気を高めつつ、
目標ややるべきことを見つけるには
どうすればいいのでしょうか。

1つの方法は、
子どもたち選手に、
「自分で目標を選択し、
 主体的に関わっている」

という
「選択の感覚」を
与えてあげることが大切です。

「去年の三年生は
 優勝できなかったから、
 今年こそ優勝だ!」
と、
一方的に目標を押し付けられると、
選手は
「僕たちには関係ないじゃん」
といった具合に抵抗を感じます。

一方的に押しつけられたという
感覚を取り除き、
自立性を高めてあげることが大切です。

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選択の自由を奨励したい。
なぜなら、選手たちがピッチに立って
困難な場面に遭遇したとき、
彼らは監督の助け無しに
解決しなければならないのだから。
– アンドレ・ビラス・ボアス
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選択の感覚を与える方法は
いくつかあります。

1つは
複数の選択肢から
目標を選べるようにすること。

「今日の夕食、
 おそばとパスタとラーメン、
 どれがいい?」

と言われるのと、
「今日の夕食、
 ラーメンでいい?」

と聞かれるのでは、
受け取り側の感覚は
全く違いますよね!

「自分で考えて、
 行動しているんだ!」

子どもたち選手がそう感じられるように、
選択の感覚を与えてあげましょう。

選択の自由はありますか?

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