はじめまして、しつもんメンタルトレーニング トレーナーの不室 真大です。
みなさんは、いかがお過ごしでしょうか?
我が家では、3月1日から小学校が休校となってしまった息子が「やったー!」って喜んでいたのも1週間。
人の集まるところへは出かけないようにと、いまだあちらこちらで自粛ムードが続く中、日を追うごとに子どもの活気がなくなってきていました。
先日、私が
「なんか元気ないね?」と話しかけると
息子が
「もうさすがに退屈だし飽きた・・・」
「だめって言われてるのに大人は良いのかな?」
「子どもだけ我慢、いつも子どもが我慢してるんだよね」
「僕も早く大人になりたいなぁ・・・」
と言ってきました。
息子の視線の先には、イベントで盛り上がる大人、大きな会場に行列をつくる大人、新設の駅に群がる大人の映像が次々に飛び込んできていました。
年末から毎日、報道される新型コロナウィルスの話題に私自身、気持ちが重くなっていたこともあり家族で新型コロナウィルスへの対応をしっかり話し合う機会を持てないでいました。
世界中が混乱している状況に息子が興味を示しているなぁ・・・こんなこと初めてだ。
これは良い機会かもしれないと思い、彼に問いかけました。
「いま、大切なこと」って何だろう、一緒に考えてみない?
しばらく無言でしたが、少し待っていると
「自分がやられないことが一番かな」
「かかるとみんなにうつしてしまうしね」
かからないためにはどうすれば良いかな?
「やっぱり手洗い、うがい、外ではマスクかな」
「人がいっぱいいるところはやっぱダメだよね」
どうしてそう思うの?
「誰が感染しているかわからないしダメでしょ」
どうしていきたい?
「おさまるの待つしかないよ」
「来月にはおさまってほしいよ、さすがに学校へ行きたいし・・・」
「いまは友達と会って遊べないからゲームの中で遊んでくるよ(笑」
「これも飽きちゃったけどね(笑」
20分ほどのやりとりでしたが、表情がゆるみ、イキイキと溢れるように答えが返ってきました。
子どもなりに考えていたんだなぁ~と成長を実感しました。
現実に起こっていることに対して目を向け、しつもんを通じてお互いに考え、答えを受け止めあっていくことで、いま優先させるべきことは何かを親子で共有できたこと、子どもの新たな一面に触れられたことは私にとって大収穫でした。
現在も新型コロナウィルスの感染拡大は全世界で続き、みなさん不安な毎日を送っています。
その情報が、インターネットやテレビで連日たくさん配信され情報が多くなり何が良くて、何が悪いのか細かな判断が容易につけられない状況にあると思います。
方向性を見失いそうになった時、ぜひいまに目を向けしつもんしてみてください。
「いま、大切なこと」って何だろう?
必ず、進むべき方向性を照らしてくれます。
私の「いま、大切なこと」それは、息子との対話をもっと増やすことでした。
気づかせてくれたしつもんに感謝です。
時には、子どもたちと一緒に「いま、大切なこと」を見直してみてはいかがでしょうか。