人はいかにすれば変われるか


「何で他人が俺の進む道を決めんねん、
 自分の道は、自分が決める」

本田圭佑選手がインタビューで語ったように
自分の生き方は自ら選択したい。

「自分の現実は自分がつくる。」

自分が何者であり、
自分に何ができるのか。

やることや、行動を
他人に指示してもらうという
受け身な生き方も、
自分の運命を
自分で決定するという
主体的な生き方も、
僕らはどちらも選ぶことが
できます。

けれど、
僕らはついつい、
自分の「良い」と思っている
考えや、思考、方法を
目の前の人や子どもに押し付けて
しまいがち。

 

10歳のとき、
祖父のディドとブラックベリーを
積みにハイキングに行った日のことだ。

祖父は立ち止まり、芋虫を拾い上げて
「これを見てごらん。何に見える?」
と言った。

「芋虫!」と私は答えた。
すると祖父は言った。
「これはやがて美しい蝶になる。
 じっくり観察して、この芋虫が蝶になる
 証拠を見つけてごらん」

私は芋虫をじっくり観察して
その兆候を探したが、
最後に
「おじいちゃん、
 これが蝶になる証拠なんて
 どこにもないよ」
と言うと、
「そのとおり!」と祖父が言った。

「外から見て他人におまえが
 何になるかわかる証拠なんてない。
 そのことは覚えておくといい。
 おまえが何かを出来ない理由や、
 何かになれない理由を聞かれたら、
 芋虫のことを思い出すんだ。
 芋虫の中で何が起こっているかなんて
 わからないし、おまえが内心何を考えて
 いるかもわからない
 おまえが何になれるかを知っているのは
 おまえだけだ。

 芋虫と同じようにね」
ーマイケル・マハルコ著
 クリエイティブシンキングより引用

 

芋虫がどうやって蝶になるか
知っていますか?

体の形が変わって行くときに、
成虫細胞と呼ばれる小さなものが
芋虫の体のなかに
突如として現れます。

でもこれ、
最初はすぐに死んでしまうんです。

けれど、
くっついて相互作用が起こって初めて、
成虫細胞は強くなり、あらゆる外部内部の
攻撃に耐えられるようになります。

そしてこの成虫細胞が
芋虫の細胞に置き換わり、
芋虫は蝶になります。

これは子どもたちが
より素晴らしい選手になるための
プロセスに似ているかもしれません。

どんな練習も、
どんな行動も、
どんな習慣も、
最初のうちは芋虫の成虫細胞と同じように
中々長続きしません。

けれど、
何度か繰り返していくうちに、
自分の思考や、考え方、
話し方、態度、行動パターンを
変えようと粘り強く取り組んでいるうちに、
これらが結びついて、
変化が起こります。

芋虫が蝶になるときの驚きのように、
子どもたち選手にも
すばらしい成長が待っています。

「こうなりたい!!」
と決めてもなかなかすぐに結果は
でませんし、
続かない場合もたくさんあります。

けれど、
「そこで諦めるのか?」
「まだまだ挑戦し続けるのか?」

僕ら大人がレールを敷くのではなく、
子どもたち選手が
望む道を後押ししてあげましょう。

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