丸岡RUCKレディースのメンバーとは
ファロ空港でお別れし一人リスボンに残っています。
10代のエネルギーに満ちた賑やかさがなくなり、
心寂しさを感じる中、この遠征を振り返ってみました。
「世界一になる」
その言葉を胸に、
ポルトガルへと向かいました。
「この大会を終えたときに、
どんな気持ちになっていたら最高だろう?」
「そのために、どうやって過ごそう?」
「自分へのメッセージは何だろう?」
チームとしてはじめての海外遠征。
緊張とリラックス。
手に入れたい未来といまできること。
オンとオフ。
結果は思い通りにはいかず、
選手たちには申し訳ない気持ちでいっぱいですが、
チームとして世界を、
そして一流を体験できたことは
今後に大きな影響と成長をもたらしてくれると思います。
そして、
もう1つの目的は国際交流。
海外の選手と触れ合い、
交流すること。
そして、
日本を知ってもらいたい。
日本に興味を持ってもらいたい。
日本を好きになってもらいたい。
大会中、あるキーワードが
なぜか頭の中をぐるぐるとめぐっていました。
心の豊かさは
どうやって作られるんだろう?
もちろん、
人によって心の豊かさの感じ方は違いますが、
この遠征中に僕が感じた、
心の豊かさをつくるものは
先に与えること。
応援されるチームであること。
モノより体験を買うこと。
です。
一流の選手だから
心が豊かになるんではなく、
心が豊かだから一流になれる。
素晴らしい選手やチームスタッフの方々に出会い、
この1週間を過ごし、そう感じました。
福井の旅館をまわり、
女将さんに20着以上もの浴衣をいただき、
スーツケースに入れてポルトガルへ。
たくさんの思いをのせて、
プレゼントした浴衣を
海外の選手たちは本当に喜んでくれました。
翌日、
会場の声が聞こえなくなるくらいの
大きな声で応援してくれました。
「応援してほしい」と伝えるだけでは、
このエネルギーは生まれなかったと思います。
してほしいことは、こちらが先にする。
それも、楽しみながら。
日々、生活していると
いろんなモノが欲しくなります。
それが10代ならなおさら。
でも、
モノは持ってるとか持ってないとかいう比較が生まれやすいもの。
体験はそうしたものが生まれにくく、自分らしさになるし、
どんなモノを持っているかを
他人と比較し落ち込むことはあるかもしれませんが、
どんな映画を見たかを競ったりはしません。
また、
語学を学ぶことで新たな自分を発見したり、
新しい友人ができたりすれば、
それが自分の糧となって、
モノのように壊れたりなくしたりすることもありません。
モノは手に入れるまでが楽しくて、
手に入れちゃうと
次に欲しいモノに意識が行くけど、
体験はそれを得たあとも幸せになれます。
今回は本当に素晴らしい経験をさせて頂きました。
丸岡RUCKレディースの田中監督、五十嵐コーチ、カメラマンの原田さん。
そして、選手たち、保護者のみなさん、福井県のみなさん。
応援してくださっている全国の方々。
本当にありがとうございます。
そして、
フットボールをしていて、スポーツをしていて、
本当によかったと思えた瞬間を何度も感じました。
最高です。
遠征中の心境はトレーニングの内容などは
またご紹介したいと思います!
ありがとうございます!
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