「子どもが言うことを聞かなくて困っています」
子どもたちと接していると、
「もっと話を聞いて欲しい」
「ここは大事だから耳を傾けて欲しい」
と、感じる場面がたくさん訪れます。
心にゆとりがあれば、
静かになるまで待つことができるものの、
ついつい
「話を聞きなさい!」と声を荒げて、
伝えてしまうこともあるかもしれません。
その結果、
伝えたつもりのものも、
「なんかコーチが怒ってた」と、
感情しか伝わらないということも起こってしまいます。
人を変えようとすると、
その通りにいかなかったときに
怒りが生まれます。
「どうしてあんなに言ったのに!」
「何度言ったらわかるんだ!?」
もしかしたら、
これは子どもたち選手を
「変えよう」
「変えてやろう」
と、見ている時に起こりやすいかもしれません。
「うちの子は言うことを聞かないんです」
という悩みをよく耳にします。
けれど、
ちょっと落ち着いて、
逆の立場になって考えてみましょう。
両親や会社の上司が、
言うことを聞かせようと強引に向かってきたら
どういう気持ちになるでしょうか。
子どもたちをなんとかして
変えようとすると、
子どもたちも反発しはじめます。
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人と人とのあいだに起こる
問題のほとんどは、
誰しもがまず、
他人を変えようとするところから
発生するのです。
ー ロバート・コンクリン
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子どもたちを変えたいときに
大切にしたいこと。
それは、
子どもたちを
変えようとしないこと。
変えようとすればするほど、
子どもたちは反発します。
僕ら大人ができることは、
子どもたちが「変わりたくなる」ような伝え方
を意識すること。
「練習しなさい!」
「勉強しなさい!」
ではなく
「どうしたら練習や勉強をしたくなるか、
一緒に考えよう」
というような心の余裕も
同時に備えられると良いかもしれません。
子どもたちの中には、
自分の将来の夢と向き合うと
「変わりたい」と感じる選手もいますし、
自分の良い所を見つめて、
やる気になる選手もいます。
「言うことを聞かせよう、」ではなく、
「どのように伝えたら、伝わるだろう?」と
考え、「伝えた」から「伝わった」に
変えていきましょう。
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