
年度の途中や長期目標の中盤
あるいは季節の変わり目――
どんなに頑張っている子でも
ふと“中だるみ”を感じる時期があります。
「なんかやる気出ない…」
「面倒くさい…」
「目標って何だったっけ?」
そんな声が出始めたとき
焦って「ちゃんとやりなさい!」と背中を押してしまうと、
かえって気持ちが遠ざかってしまうことも…。
そんなときに必要なのは、
“内側のやる気”を静かに呼び起こす問いかけです。
今回は、やる気が落ちている時期に効果的な質問の使い方をご紹介します!
■ なぜ“問いかけ”がやる気を引き出すの?
やる気は、外から引っ張るものではなく、
**「自分で思い出すもの」**です。
問いかけによって、
・目標を再確認する
・過去のがんばりを思い出す
・これからの楽しみをイメージする
ことができると、子どもの中に再び“やってみよう”の火が灯り始めます。
■ 中だるみの時期に効く!おすすめの質問
●「ここまでで、自分ががんばったことって何だった?」
→ 努力の再確認が“続ける意味”を思い出させてくれます。
●「次にちょっとだけ楽しみなのって、どんなこと?」
→ 未来に小さなワクワクを見つける視点が生まれます。
●「前よりできるようになったこと、ひとつだけあげるとしたら?」
→ 成長の実感が、やる気の種になります。
●「ちょっと休憩したら、どこから始めたい?」
→ 完全に止まるのではなく、“再スタートのきっかけ”を見つけられます。
●「このままやめるのと、もうちょっとだけ続けるの、どっちが気持ちいいと思う?」
→ 選択を任せることで、自分の中のモチベーションに気づけます。
■ 声かけのポイント
・「どうしてやらないの?」ではなく「どうしたらもう一回やる気になれそう?」と聞く
→ 原因探しより、未来の動き出しに目を向けることが大切です。
・“今はペースを落としていい時期”と伝える
→ 一定の中だるみは自然なことだと認識させてあげましょう。
・答えが出なくてもOK
→「思いついたら教えてね」とゆるくつなげておくのがコツです。
■ 最後に
やる気には“波”があります。
その波を責めるのではなく、受け入れた上で「もう一度やってみよう」と思える言葉が、次の一歩を生み出します。
ぜひ、今日の会話で
「ここまでで、一番がんばったことって何だった?」
と聞いてみてください。
その一言が、子どもの心の中に眠っている「やる気の種」を、そっと目覚めさせてくれるかもしれません🌱✨
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