子どもたち選手のやる気を引き出すしつもんメンタルトレーニング

FCアミーゴのみなさま。
この度は本当にありがとうございました!選手たちと関わらせて頂いたことも嬉しいですが、保護者の皆さんがたくさんご参加いただき、お話しできたことが何よりも嬉しかったです。
講座でお伝えしたことをまとめ、加筆いたしました。ぜひ、ご覧いただけたら嬉しいです。
また、最後には感謝の気持ちを込めて、プレゼントもご用意しました。ぜひお受け取りください。
この度は、本当にありがとうございました!またお会い出来ることを心から楽しみにしております。

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質問は無意識に答えを探し出す!

質問をすると僕たちは無意識に答えを探しだします。「この部屋に赤いものはいくつありますか?」と問いかければ、赤いものを自ら探しはじめる訳です。しつもんの凄いところは指示や命令をしていないのに行動を引き出すこと。子どもたち選手が考える力を身につけるためには、選手自身が質問力を身につけること。そして、僕ら大人が「どんな質問をするか?」がとても大切です。
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終わった時にどうなっていたら最高ですか?

このしつもんをすると「姿勢」が変わります。子どもたち選手の練習でも、”なんとなく”練習すると”なんとなく”しかうまくなりません。けれど、そこに目的があれば、自然と練習の質は高まります。けれど、「目標を立てよう」と考えても、「目標の作り方」を知らない選手にはちょっと難しいかもしれません。ですので、まずは練習の前に「この練習が終わった時にどうなっていたら最高だろう?」と問いかけてみましょう。問いかけるだけで、自然と練習中の行動や質が変わってくるはずです。これは僕ら大人も活かせます。お仕事の前や読書の前、人と会う前などに、「仕事が終わった時にどうなっていたら最高だろう?」「この本を読み終わった時にどうなっていたら最高だろう?」と問いかけることで、時間の使い方や行動に変化が起こるはずですよ。

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最近うまくいっていることは何ですか?

僕らはついつい欠けているところや出来ていないところに意識を奪われてしまう生き物です。あの人はこれができない、あれができない。私はこんなこともできない。と、欠点探しが上手です。けれど、そのままでは出来ているところや良いところも見えなくなってしまいます。自分自身はもちろん、子どもたち選手のやる気や自信を引き出したいのであれば、意識して良いところを探すこと。意識して探し続けることで、無意識に良いところを見つけられるようになります。
参考記事 → 短所を見つけたときは、長所も見つけてバランスを整えよう
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考え方は「みんな違う」という前提で関わる

僕らの考え方や行動には、今までに育んできた価値観が大きな影響を与えます。コミュニケーションを円滑に進めたり、チームをより良くしていくために必要なことは「ひとりひとり考え方や大切にしていることが違う」という感覚を前提にして関わることです。そして大切なことは答えを同じにすることではなく、違う答えを受けとめあうこと、そして違う答えであればどのように取り組んでいくかを明確にすることです。

例えば、「働く上で大切にしたいことは何ですか?」というしつもんにおいて、男性が「お金」、女性が「やりがい」と答えたとします。「2人の答えが違うから、私たちはわかりあえない」という結論ではなく、答えが違うとしたら、このケースにおいては、自分の答えを優先するのか、相手の答えを優先するのか、それとも2人の新たな答えを見つけ出すのか、などのアプローチが考えられます。けれど多くの場合において、僕たちは自分の答えを優先するがあまりに、「私の答えが正しい」と自分の正義を証明する対決を試みてしまいます。

パートナーシップにおいても同じことが言えるかもしれません。「謝ったら負けよ」と、男女関係を勝負だと思っている人もいます。このような方にしたいしつもんは、「パートナーと仲よくなりたいのですか?それともパートナーに勝ちたいのですか?」というものです。パートナーシップは競争ではないので、勝ち負けは重要ではありません。本当の目的は何なのか?を思い出すことが大切です。

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「いま、できることは?」で集中力を高める

僕ら人間は、過去や未来のことを考えることができます。例えば、空腹のライオンの目の前を通れば、間違いなく襲われてしまいます。けれど、お腹いっぱいなライオンの前を通っても、危害を加えようとしなければ襲ってくることはありません。一方で僕らは、いくら空腹でも「ダイエット中だから」と理想の未来の姿を大切にし、食事をとらないこともできます。

子どもたち選手は試合中に過去や未来のことに思いを馳せすぎてしまいます。「ここで外したらどうしよう」「後で怒られるかもしれない」こうした思考では、試合に集中することはできません。試合に集中するためには、動物になること。動物のように「いま、ここ」に全力を注ぐことが大切です。過去や未来を変えることはできません。ましてや勝ち負けという結果も変えることはできません。変えられることは、いまできることの積み重ねだけです。反省や振り返りといった過去や未来の考え方は試合前後にとっておいて、試合中は集中力を高められるようにサポートしましょう!
参考記事 → 「動物になる」これが集中力を高める方法。

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まずは自分を満たすことからはじめよう

僕らの目に見えている世界は、僕らの心の状態を表しています。僕は世界で最も苦手なものが満員電車です。東京の満員電車はすさまじく、一度入ったら身動きできません。一歩も動けないことを良いことに立ちながら寝ている人もいるくらいです(笑)けれど、ある日、この満員電車が気にならない日がありました。あれだけ嫌で嫌で仕方のなかった満員電車にイライラすることがなかったのです。それは、誕生日の日です。友達や家族にお祝いしてもらい、僕の心は満たされ、満員電車も気にすることなく過ごすことができました。おなじ満員電車の状況でも、僕の心の状態で「嫌だ」と思うこともあれば「気にならない」と思うこともあったことに気づいたのです。

言われて嬉しい言葉を書き出し、その言葉を使って褒めてもらえると誰でも嬉しいものです。それが事実でなかったとしても嬉しいのですから、僕らは単純な生き物とも言えるかもしれません(笑)けれど、ここで思い出して頂きたいことは、褒められた時の自分の心の状態です。温もりを感じ、優しい気持ちに包まれた方もいるかもしれません。子どもたち選手と関わる時に大切にしたいことは、まずは自分を満たすこと。満たされていない状態では、どんなしつもんをしても、どんなテクニックを活用しても、子どもたちは反発心を抱いてしまいます。自分を大切にし、自分を満たす機会をつくりましょう。

参考記事 → 子どものためにも、まずはあなたの心を満たしましょう

"HOW?" Speech Bubble on Blackboard (user manual guide questions)

効果的なしつもんと尋問の違い

しつもんには種類があります。効果的なしつもんと尋問がそれです。尋問をすると物事を進めたり、問題を解決する力を奪ってしまいます。尋問の多くは「なんで?(WHY)」からはじまるもの。「なんでシュート外したんだ?」「なんでパスしないんだ?」「なんで宿題しないの?」と問いかけても、選手たちから返ってくるのは言い訳ばかり。そのままでは問題を解決することができません。問題を解決したり、アイデアを生み出したいのであれば「どのようにすれば?(HOW)」で問いかけることが大切です。
参考記事 → いい親は必ず実践している!「なんで」ではなく「どうすれば」の習慣

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しつもんで考える力を引き出そう

わたしたちは、答えを教えてもらうことに慣れすぎています。だからあまり考えずに、そして自分と向きあわずに答えを知ることを急いでしまうのです。けれど、自分から生まれたものではない、他から得た答えは、自分らしい答えとは違う場合が多いものです。そして、他からの答えを元に行動してうまくいかなかった場合は、責任を別の人に押し付けてしまいます。大切なことは自分で答えを見つけること。そのためにしつもんを活用して頂けたら嬉しいです。

本当はもっとお伝えしたいことや、皆さんとお話ししたいこともたくさんありました。ですので、またお会いできることを楽しみにしています。今回は本当にありがとうございました!



感謝の気持ちを込めて、プレゼントがあります。
「これをやめれば選手が自然にうまくなるメール講座」を期間限定でFCアミーゴの皆様だけにプレゼントします。
こちらは以前に小冊子として販売していたものですが、メール講座という形でお渡ししますね。ぜひ、受け取ってくださいね。名称未設定-2







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