子どものまわり集中力の高め方。

こどもを伸ばす【質問】の授業。


私が深く集中するときは、
ダイビングで海に深く潜っていく感覚と似ている
-羽生善治(将棋棋士)

 


昨日の記事で、
スポーツに大切な集中力は2つあることを
お伝えしました。
※昨日の記事はこちら
子どものジブン集中力の高め方。


ひとつは集中の対象が自分の心の内面にむいた
ジブン集中
試合中にこのジブン集中が欠けてしまうと、
試合そのものに対する感覚が鈍ってしまいます。
今日お伝えするのは、もうひとつ集中力、
まわり集中(外的集中)について。
これは視覚を通して、
外の世界に意識を向けられるもの
で、
プレーそのものに大きく影響します。
そしてこの「まわり集中力」は
さらに「ボール集中(1点集中)」と「うごき集中(分散集中)」に
わけられます。
ボール集中とは、
その名のとおり、ボールに対して集中すること。
うごき集中とは、
相手選手の動きや、チームメイトの動きなど、
周囲の状況に対しての集中
を指します。
まわり集中は、プレーに大きく影響します。
ボールに集中すべきときにボール以外のものや
選手に集中力が分散してしまうと、
ボールに対する自分のプレー(動き)にズレが生まれます。
反対に、
動き集中すべきときにボールに集中しすぎてしまうと、
周囲の状況を把握できず、
状況判断にミスが生まれる可能性が高まります。
たとえば、
チームメイトからのボールをトラップする時は
ボールに集中します(ボール集中)。
ドリブルしていく方向を判断する時はうごき集中、
ドリブルはボール集中、
そしてチームメイトにパスを出す時はまわり集中(分散集中)して
相手の動きを見ながらパスの方向を判断します。
僕は学生時代に2年間だけ野球をやっていました。
ライトで9番。
バットから目線を外してしまう癖があって、
最後までボールを見る事がなかなかできず、
打率はもうそれはそれはひどいものでした(笑)
しかし、
打率は2割を下回る僕でも
必ずバットに当てられる時があることに気づきました。
それは、
ヒットエンドラン」の指示が出た時です。
ヒットエンドランとは
投球と同時に走者が次の塁へスタートし、
その投球を打者が打つ戦術。
ゴロを打つことが最低条件で、
出来ればライト方向に打つほうが良いとされています。
野球初心者なので、ランエンドヒットとの違いを
あまり理解できていないのですが、
走者を活かす、走者を一塁でも進めるためには、
ボールをバットに当てないと話になりません。
何が何でもあてる!
という気持ちで頭の中はいっぱいです。
しかし、打率2割を下回る僕でも、
そうしてボール集中することにより、
一定のパフォーマンスを
あげられることに気づきました。
(とはいっても僕の場合あてるだけです 笑)
ひとことに「集中」といっても
様々なカタチが存在します。
次回はその集中力を妨げる要因について
一緒に整理して行けたらと思いますね。
>>>どうやって集中力を高めていますか?

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