子どもたちが
応援される選手になるためには、
自分を認め、
他者の成功を喜ぶ心を大切にしましょう。
妬みや攻撃的な態度ではなく、
ポジティブなエネルギーで
チーム全体が結びつくことが、
成功への近道です。
子どもたち選手と目指しているひとつの目標は、
「応援される選手になる」ということです。
「あの人ばっかり目立って腹が立つ」
「あいつらズルしてたもん!」
「あんなチーム、負けちゃえば良いのに」
思うような成果をあげることができなかったとき、
成長が止まってしまったと感じたとき、
スランプに陥っているときは、
自分の取り組み方よりも、
相手やまわりのことの方が気になります。
ましてや、
まわりの成功を喜ぶなんてもってのほか。
本来であれば、
他者の成功を
自分たちの成長のエネルギーに
変えることができれば良いのですが、
試合が終わったあとも他者を批判し、
素直にまわりの成功を喜ぶことができないことも
あるかもしれません。
こうした考えや思いは、
どんな心の状態のときに起こりやすいでしょう。
それは、
僕らの「心が満たされていないとき」です。
自分自身を認め、
自分がやっていること、
取り組んでいることを続けていけば、
自分にも起こりうることだ!
自分も成功の道に進んでいるんだ!
と、まわりの人の成功も「励み」や「刺激」として、
受け止めることができます。
けれど、
自分自身を認めることができず、
心が満たされていないときは、
まわりや相手を
批判的な目で見つめ、
ときには妬みや攻撃的な言動が
生まれてきます。
己が努力、行動を起こさずに
対象となる人間の弱みを口であげつらって、
自分のレベルまで下げる行為、
これを「嫉妬」というんです。
一緒になって同意してくれる仲間がいればさらに自分は安定する。
本来なら相手に学び、抜くための行動、生活を送ればそれで解決するんだ。
しかし人間はなかなかそれができない。
嫉妬している方が楽だからな。
ー立川談春
嫉妬することは自然な感情でもあり、
悪いことだとはいいきれません。
けれど、
嫉妬心をまき散らす選手と
相手の成功を喜べる選手とでは
どちらが応援される選手に近づくでしょう?
また、
僕ら大人も同様、
嫉妬で渦巻くチームと、
相手の成功に拍手を送れるチームと、
どちらのチームに子どもたちを預けたいでしょう?
「最近、うまくいっていることは何があるかな?」
「自分のどんなところが好きだろう?」
「自分で自分を誇れるところはどこだろう?」
自分で自分を満たし、
自分ののことを認めることができていれば、
他者を否定したり
他人から一目置かれたい、
自分をよく見せたい、という欲求が薄くなります。
「あの人は望んでいたものを手に入れたんだ!
よかったな。ぼくもさらに頑張ろう」
と、
素直に受け止めることができるはずです。
応援される選手は
心から相手を応援することができる人です。
子どもたち選手と一緒に、
自分を認め、他者の成功に拍手を送り、
応戦される選手、応援されるチームに近づきましょう。
◎この記事のポイント
・他者の成功を喜べる自分になるためには、自分を認め、自分を満たすこと
・嫉妬はどこから生まれているか?を知る
・他者を否定する自分に気づく
◎この記事のしつもん
・自分のどんなところが好きですか?
・自分で自分を誇れるところはどこだろう?
・最近、うまくいっていることは何がありますか?
◎まとめ
- 「うまくやろう」「よく見せたい」という思いが強すぎると緊張を引き起こす。
- 他者を批判しやすいのは「心が満たされていないとき」。自分を認めることが重要。
- 妬みは自然な感情だが、それをエネルギーに変え、相手の成功を励みに変えることが重要。
- 焦りや怒りが起きたら、一度目を閉じて呼吸に集中し、冷静な判断を心掛けましょう。
- 自分に自信を持ち、他者の成功を励みに変えることで、応援される選手になる。
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