
物事を始める前に「終わりを意識する」と、その時間の質が高まります。
「試合が終わったとき、どうなっていたら最高?」と問いかけ
自分でできる行動を考えましょう。
大切なのは、結果ではなく「自分でコントロールできること」に焦点を当てること。
「どうすればできるか?」と問い続け、具体的な行動に落とし込むことで成長が加速します。
子どもたちと一緒に、良い問いかけの習慣を身につけましょう。

練習や試合、物事をはじめる前に、
「終わりを意識すること」によってその時間の質を高めることができます。
「この時間が終わった時に、どうなっていたら最高だろう?」
この問いかけは、非常に抽象的ですから、
子どもたちの答えは人それぞれ。
「試合で勝てたらいいな」
「シュートを決めれたらいいな」
「相手を3人、抜けたらいいな」
といったように、
その子がいま思い描いている未来や、
頭の中にあるイメージを教えてくれます。
そして、より質を高めたいときは、
「具体的な行動」について問いかけてみましょう。
「そのためにできることは何がある?」
最後のゲームで勝つために、できることは何がある?
シュートがもっと上手くなるために、どんなことを意識する?
相手を3人抜くために、何ができるかな?
最高の未来を実現するために、
自分自身でできることは何があるのか?
を、整理し行動に移すことが大切です。
結果はコントロールできないが、準備はできる。
できる準備をすべて終われば、準備にふさわしい結果がやってくる。
ー イチロー
この時のポイントは、
「自分でコントロールできること」に焦点を当てたしつもんをすること。
「試合で勝てたらいいな」
「シュートを決めれたらいいな」
「相手を3人、抜けたらいいな」
これらの目標は、
相手が関係しているものばかり。
自分の力が及ばない、
自分でコントロールできないことがたくさん含まれています。
試合で勝つために、
素晴らしいパフォーマンスを発揮しても、
相手がそれを上回るかもしれません。
どんなに素晴らしいシュートを打てたとしても、
相手にセーブされてしまうかもしれません。
どんなに素晴らしい技術を持ってしても、
相手に止められてしまうかもしれません。
コントロールができない範囲で目標を決めてしまうと、
その結果ばかりに意識が向き、
どんなに素晴らしいプレーをしても、
「ダメだった」「できなかった」と自信をなくしてしまいます。
「そのためにできることは何がある?」
試合で勝つために、あなたができることは何がある?
どんなシュートを打つ?
相手を3人抜くために、どんなことを意識する?
子どもたちの目標はしつもんを活用することで、
より「自分でコントロールできること」に細かくしてあげましょう。
◎まとめ
- 物事を始める前に「終わりを意識する」と質が高まる。
- 「どうなっていたら最高か?」を問いかけることで、目的が明確になる。
- さらに「そのために何ができるか?」を考えると、具体的な行動が見えてくる。
- 「勝ちたい」「決めたい」ではなく、「自分でコントロールできること」に意識を向ける。
- 自分ができる準備をすべてやることで、結果にふさわしい成果がついてくる。
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