
僕ら大人も子どもたち選手も
自分の好きなことや興味のあること、
そして、夢中になっていることには、
自ら情報を探し、主体的に行動を起こそうとします。
ハードル選手として活躍した為末選手も
「一生懸命やってる人は
無我夢中でやってる人に勝てない」
といっていたように、
夢中になることには他を寄せ付けない、
大きなエネルギーがあります。
僕自身は、車や電車といった乗り物に
あまり興味はありません。
けれど、4歳の甥っ子は乗り物に夢中。
通りすがる車を見つけては、
「あれはトヨタのプリウスだよ」「あれは日産のエクストレイル!」
「あれはダイハツのやつ」と、メーカーと車種名を僕に教えてくれます。
車の知識という点では、
30歳を越えているおじさんと4歳児という26歳差の壁なんて
一気に飛び越えて行きます(笑)
また、
夢中は他のものにも伝染します。
夢中で覚えた「車の覚え方」は、将来、勉強などの場面で、
覚えなくてはいけないことに遭遇した時にとても役に立ちますし、
メーカーの出産国に興味を持ち、
将来、世界を視野に活動する思いがどこかで芽生えるかもしれません。
ワクワクできるものなら勝手に身体が動くし、
むしろ止めようと思ったって止まらない。
僕が努力しているように見えたとしたら、
それは夢中になるものを好きでやっているだけなんです。
ー杉村太郎(ジャパンビジネスラボ創業者)
「それは関係ないでしょ!」
もし、期待しているものとは別のものに夢中になっているとしたら、
そこを関連付ける役割を僕ら大人が担ってあげてもいいかもしれません。
ある日、甥っ子は
幼稚園から「日本のパズル」を持ち帰ってきました。
都道府県が一つ一つパズルのピースのようになっていて、
それを当てはめていくものです。
最初はやる気がなかった甥っ子も、
車と関連付けてあげることで、やる気をちょっと出してくれました。
「どうやって車の種類覚えてるの?」
「エンブレムのかっこいい順!」
「(なんだそれ!笑)
じゃあさ、日本の地図もさ、
小さく分解して、かっこいい順に並べてみようよ」
「うーん、仕方ないなぁ。(最近の口グセです笑)」
あれはダメ。
これもダメ。
そうじゃない。
ここはこうしなさい。と、禁止や指示をされてばかりでは、
楽しいものも楽しくなくなってしまいます。
特にそれが、
大好きで夢中になっているものを
取り上げられてしまったらなおさらです。
もし仮に、
いまのスポーツに夢中じゃなくても、
「いま、夢中なこと」の学びを活かすときが必ずきます。
一生懸命やっても、
無我夢中の人には勝てません。
子どもたちの夢中を大切にし、
そこからの学びを深めましょう。
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