新しい1年のはじまりが近づくと考えたくなるのが来年の過ごし方。どんな目標を立てて、どんなことにチャレンジしよう。この季節は自然とやる気も高まる素晴らしい時期ですので、これを活かさない手はありません!
けれど、ただ漠然と目標を立てるのではなく、しっかりとポイントを抑えることで、より充実した1年にすることができます。例えば、成功体験を振り返ることで「こんなに頑張ってきたじゃないか」と、自信につながりますし、たとえ、できていなかったことも、「どのようにしたら?」と問いかけることで、来年実現するアイディアを生み出すことができます。
「子どもたち選手と目標を立てる時に大切にしたいこと」と題し、最高のスタートを切るためのポイントをご紹介します。
1.目標づくりのゴールを決めよう!
そもそも、どうして目標を決めるのでしょう?これが「みんなもやっているし」「季節的にやった方が良いと思って…」という理由では、残念ながら立てた目標も3日と持たず忘れてしまうかもしれません。
理想のなりたい自分をイメージし、そこに近づくために時間を使いましょう!
2.いきなり目標を立てず「振り返り」の時間をつくる
「来年はどんな1年にしよう?」といきなりやることを決めるのではなく、まずは、今年をしっかりと振り返りましょう。成果を出せない選手の多くは、すぐにトレーニングに励んでしまいます。登山でもがむしゃらに進むと迷子になってしまうように、いまの自分の場所をしっかりと確認することが大切です。手と足を止めて、振り返りの時間をつくりましょう。
3.効果的な振り返りにする3つのコツ
1.出来事を整理する
ひとつ目のコツは出来事を整理すること。手帳やスケジュール表を開いて、まず1月から順番にどんな出来事があったかを書き出してみましょう。
2.自分で自分を評価する
学校でもチームでも社会でも、他人から評価されることはあっても、自分で自分を評価する機会は中々ありません。これだけですと、他人の評価に自分の気持ちが浮いたり、沈んだりしてしまいます。1つ1つの出来事を振り返り、「自分にとってどうだったのか?」を書き記していきましょう。
3.アイディアを書き出す
出来事を振り返ってみると、大きく2つに分けられます。1つは「よくやったな自分!」と褒めてあげたくなるもの。もう1つは「もっとこうすればよかった…」と反省点が見つかるものです。ここでの振り返りの目的は来年の目標設定につなげることですので、ぜひ、それぞれ「どうすればさらによかっただろう?」と問いかけてみましょう。そうして出てきたアイディアを書き留め目標設定に活かします。
4.叶えたいことリストをつくる
例えば「全国大会で優勝する!」「50mを6秒台で走る選手になる!」など、どんなものでもかまいません。
「何でも叶えられるとしたら、何を叶えたいだろう?」その答えをたくさん書き出してみましょう。この時のポイントは頭に浮かんだことは「これは無理だろう」「これはできない」と決めつけるのではなく、すべて書いてみること。なりたい姿や身につけたい技術、行きたい場所や欲しいものまで100個くらい書き出してみましょう。
5.優先順位をつける
叶えたいことリストができあがったら、まずやってほしいことは優先順位をつけること。
リストの中で、来年どうしても叶えたいものにはA、叶えられるのであれば叶えたいものにはB、どちらでも良いものはCといった具合に、重要度で優先順位をつけることで、何に時間とエネルギーを使うかがはっきりします。
6.アクションプランをつくる
目標を実現するために最も大切なことは行動をすること。いくら素晴らしい目標を掲げても、行動しなければ実現することはありません。いままでつくったリストは「結果の目標」です。これを「行動の目標」に落とし込むことが必要です。そこで効果的な問いかけは「どのようにすれば?」です。
「どのようにすれば全国で優勝することができるだろう?」そう問いかけてでてきたアイディアを毎日の行動目標として落とし込むことが、結果の目標を実現する一歩になります。
7.身の回りに置いておく
僕らは忘れやすい生き物です。素晴らしい目標を立てても、すぐに忘れてしまいます。ですので、忘れないためにも、普段目にする場所に目標を置いておきましょう。トイレや冷蔵庫に貼ったり、手帳やノートに挟んで置くのもいいかもしれません。心に「強化の法則」が働き、実現するやる気が高まります。
いかがでしたでしょうか。僕ら大人も子どもたち選手も「成長している」と実感できたとき、幸せを感じるそうです。ぜひ、子どもたち選手と一緒に来年の目標設定に活かし、定期的に振り返ってみることで成長と幸せを感じて行きましょう!
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