子どもたち選手の行動は僕ら大人の「言葉」が鍵。

260267905_4ed30aae7a_b

僕ら大人も子どもたちも否定された言葉を耳にすると、
心理的にその行動をしたくなる
ものです。

「絶対開けないで!」と言われれば開けたくなりますし、
「ミスするな!」と言われれば、ミスを頭の中でイメージして、
無意識にミスをする可能性が高まります。

僕ら人間の脳は「否定語」を理解できないといわれています。

「ミスをしないように」
「失敗しないように」
「遅刻をしないように」

というような「~しない」という否定語に対して、

「ミスをする」
「失敗をする」
「遅刻をする」

という内容を受け取ってしまうというのです。

すると、悲しいことに、
「しないようにしよう」と思ったことが
起こりやすくなってしまいます。

大事な場面でシュートを外さないでね。

言葉をかけられた選手は
残念ながら「シュートを外す」ことを
まず、頭の中でイメージしてしまいます。

こうした現象を、
心理学では「否定命令」といいます。

 
言葉が変われば心が変わる
心が変われば行動が変わる
行動が変われば習慣が変わる
習慣が変われば人格が変わる
人格が変われば運命が変わる
ーウイリアム・ジェームス

 

子どもたちが大好きなヒーローショーでは、
「ちびっ子に否定語は使わない」という教えがあるそうです。

「立たないで」ではなく「座って見てね」
「走らないで」ではなく「ゆっくり歩いてね」
「しゃべらないで」ではなく「静かに見てね」

言葉を変えることが、
子どもたちの行動を変える一歩となります。

自分自身が口にしている
「否定的な言葉」に気づいたら、
「肯定的な言葉」に直していきましょう。

遅刻するな、ではなく
時間に余裕を持ってきてね。

シュート外すなよ、ではなく、
しっかり決めよう。

子どもたち選手と一緒に、
言葉を変え、行動に変化を起こしましょう。

>>> ブログの記事をダウンロードできます(PDF)

ぜひあなたのSNSでシェアしてください!